■ アルピコ交通上高地線の終点、新島々駅の隣に昭和電工赤松発電所があります。
デザイン上の特徴を見出せないごく平凡な外観の施設です。敢えて挙げるとすれは屋上に上るための黄色い梯子と施設後方の水槽の赤い手すりと青い・・・、扉?何でしょうね・・・、この色使いが無彩色の外観のアクセントになっていることでしょうか。
ところが・・・、この施設(昭和25年(1950年)11月に完成)には日本初の押出成形アルミサッシが使われているそうです。押出成形って何?な方、ところてんと同じ作り方です。 詳しくはこちら
建築技術史では大変重要な施設なんですね。このことを知るとなんとなく姿・形も整って見えてしまうから不思議なものです。