■ 人との付き合いで基本になるのは何といっても会話、コミュニケーションでしょう。でもせっかく直接会っているのに、お互いにスマホとにらめっこではもったいない、つまらない。でも案外見かけます、この光景。
さて、人との会話ですが、相手からどんなことを聞くのが楽しいか、ということについて。
単に知識を並べられてもあまりおもしろくありません。もちろん豊富な知識を持っていてそれを聞かせてもらえれば、タメにはなりますが・・・。
このことを料理に喩えれば食材を語られてもつまらないということです。意外な食材の組合せとか、調理法を聞かせてもらえるのが楽しいのです。テレビ番組でもプロの料理人が、素人では全く思いつかないような食材を組み合わせて調理してみせる。できた料理を試食するとすごく美味しい、という過程が放送されることがあります。
会話していてなるほど!と思うのは全くこれと同じこと、つまり持ち合わせている知識をベースにした自分なりのものの捉え方や考え方について語ってもらう時なのです。こんな時は聞いていて興味深く、楽しいのです。
しばらく前、週末のサードプレイスで内科医のM先生の話を聞く機会がありましたが、上述の通りで大変興味深いものでした。
ユニークなというのか、オリジナルなものの見方を提示するということは簡単ではありません。ですから、単に知識を並べるだけ、物知り自慢という場合も少なくないのでしょう。もっともこのことには他の理由もありそうですが。
どんなことについても自分なりの見解を示すことができるように努力し続けること・・・、自分への課題としたいです。会話する相手がこのように望んでいると信じて。