透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

ブックレビュー 1510

2015-11-03 | A ブックレビュー

■ 朝5時から始まるNHKのラジオ番組「マイあさラジオ」を今朝(3日)も蒲団の中で聞いた。って、まったくどうでもいい個人的な話。でも、そもそもブログは個人的な出来事を書く日記のようなものだから・・・。

普段は5時ころ起きるので「マイあさラジオ」を聞くことはないが、ここ何日かのハードワークは中年、いや初老の私にはきつく、5時半過ぎまで起きることができなかった。

「マイあさラジオ」に過去の出来事を紹介する「今日は何の日」というコーナーがある。今日は1946年(昭和21年)
11月3日の新憲法公布の日を記念した文化の日だが(施行日は翌1947年(昭和22年)5月3日)、他に1949年(昭和24年)の11月3日に湯川秀樹が日本初のノーベル賞を受賞したこと、1954年(昭和29年)の11月3日に映画「ゴジラ」が封切られたことなどが紹介された。


■ さて、10月のブックレビューを書く。10月の読了本は2冊のみ。共に再読。別に読書を自分に義務付けているわけではないから何冊でも構わない。とはいうものの2冊は少ない。10月は忙しくて読書にあまり時間を割くことができなかった、というのは言い訳に過ぎない。


『日本の仏像 飛鳥・白鳳・天平の祈りと美』 長岡龍作/中公新書

10月23、24日の京都旅行に備えてこの本を読んだが、今回の旅行では名庭観賞がメインで仏像を拝する機会はなかった。もっとも、この本は単なる仏像の観賞ガイドではなかったが。人は何を願って、どんな想いで仏像をつくってきたのか、文献などを基に探っている。内容が難しく、字面を追うことに終始してしまった。



『昭和史再発掘 〈昭和人〉の系譜を探る15の鍵』 保阪正康/中公文庫

私でも知っている有名な人、知らない人が本書には登場する。どんな人物を取り上げ、どんな出来事で昭和を語るかで、昭和の様相は変わる。昭和の諸相を知り、自分なりの「昭和観」を持ちたいものだ。そのためにはより多くの類書を読まなければならないが・・・。

著者の保阪正康さんはNHKのラジオ深夜便の「昭和史を味わう」というコーナーで、昭和の様々な出来事について語っている。毎朝3時過ぎには目が覚めてしまう私は、このコーナーを毎回聞いている。朝早く目が覚めてしまうことを嘆くことはない、その時間を楽しめばいいのだ(と強がりを)。本当は朝まで熟睡したいのだが・・・。