透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

朝焼けの詩

2019-08-14 | E 朝焼けの詩


撮影日時 190814 05:04AM

**平城京では、遷都後わずか数十年にして右京がさびれ、貴族の多くは競って左京や京外の山の辺の景勝の地に邸宅を構え、中心である内裏も、このような邸宅の里内裏に移り、有名無実化していき、都全体は、北東の山の辺に徐々に変位していくことになる。ここでも、子が母親の懐を慕うように、人々の住居が山麓の山の辺の地にふたたび引き寄せられていくパターンを見ることができる。**(「日本の景観 ふるさとの原型」樋口忠彦/春秋社 112頁 より)

日本人はシンメトリックな構成を好まない、心性に合わないなどという単純な理路で片づけてしまうような話しではないのだな。

夏の読書は早朝に限る。

ふと、窓外を見ると東の空が朝焼けしていた・・・。