撮影日2022.07.03
■ 長野県朝日村には火の見櫓が17基あった(と過去形で書かなければならない・・・)。旧役場庁舎の敷地内に立っていた火の見櫓が昨年度末に旧庁舎と共に解体された。そして、数日前にもう1基、西洗馬という地区の消防団の詰所の横に立っていた火の見櫓が詰所と共に解体撤去された。この火の見櫓は1955年(昭和30年)の7、8月に建設された。建設費は13万円だった。
人には忘れたくない、いつまでも覚えていたい記憶があるものだが、風景も同じことで、いつまでも残しておきたい風景があるものだ。そんな風景が消えてしまうと、すごく寂しい。忘れてしまった記憶は何かの拍子にふっとよみがえることがある。でも、消えてしまった風景がよみがえるなどということはない・・・。