透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

榛東村から高崎市へ

2022-07-13 | A 火の見櫓っておもしろい

群馬の火の見櫓 20

 榛東村から高崎市に向かう。群馬県の地図を見て、あれこれ確認しながら記事を書いているが、高崎市が長野県の軽井沢町と堺を接していることに気が付いた。今まで知らなかった。また桐生市は間にみどり市が入りこんでいてふたつに分けられていること、両市の境界線が複雑に入り組んでいる、訳ありと思われるところがあることも初めて知った。

さて、火の見櫓、火の見櫓。


1369 高崎市箕郷町柏木沢 4脚4〇型 撮影日2022.07.08 午前11時20分頃


火の見櫓の後ろから横から樹木や竹が迫っている。なだらかにカーブする櫓。見張り台に対し屋根が小さいが、そのことがよく分かる。


見張り台には半鐘に代わり物々しいスピーカーが設置されている。以前栃木でも同じようなスピーカー付きの火の見櫓を見た(下の写真)。


この脚は今まで見てきた短い脚とは違い、長野県でよく見かけるタイプと似ている。



934 栃木市藤岡町藤岡(栃木市消防署藤岡分署)4脚無8型 撮影日2017.11.03


 


沼田市岩本町の火の見櫓は観察できなかった

2022-07-13 | A 火の見櫓っておもしろい

群馬の火の見櫓 19


1368 沼田市岩本町 JR上越線 岩本駅の近く

 国道17号を走行中にこの火の見櫓に気が付いた。だが、近づいて観察すること叶わず。通り過ぎてかなり離れたところの適当な所に停車して、徒歩で戻り、写真を撮った。

国道17号で高崎に向かっても火の見櫓と出合うことはほとんどないだろう、仮にあったとしてもこの火の見櫓と同じできちんと観察できないだろう。出かける前からこのように考えていて、国道17号から離れて榛東(しんとう)村を経由していくことにしていた。




屋根と見張り台は今まで観てきた火の見櫓と同類のデザインだ。脚部は確認出来ず終い。


 


群馬県昭和村のマンホール蓋

2022-07-13 | B 地面の蓋っておもしろい


群馬県利根郡昭和村のマンホール蓋 撮影日2022.07.08



 蓋に描かれているのは後方に赤城山(私は国定忠治の「赤城の山も今夜を限り、生まれ故郷の国定村や云々」などというせりふが浮かぶ最後の世代かもしれない。そうでもないのか・・・)、片品川を大きく跨ぐ関越自動車道の片品川橋、右下に村の木・サクラ。風景画のようなデザインで、蓋が円形であることを特に意識しているようには思えない。仮に四角形だとしてもこのデザインとあまり変わらないだろう。蓋の下側に昭和村と農集排の表記。

この日、赤いトラス橋が空中を横切る風景を見ながら走行した。


 


昭和村糸井の火の見櫓

2022-07-13 | A 火の見櫓っておもしろい

群馬の火の見櫓 18


1367 利根郡昭和村糸井(写真の奥の方から手前に向かって走行してきた)4脚4〇型 撮影日2022.07.08 午前9時過ぎ

 背が高い火の見櫓。我が高性能のやぐらセンサーがかなり遠くからこの火の見櫓を捉えた。カーナビが示すコースから大きく外れてここに着いた。





櫓のプロポーションは②より③の写真の方が分かりやすい。美しい。 このような写真が撮れるかどうかは敷地の条件次第。踊り場の位置が高い。同じことを何回も書くが、この踊り場まで外付け梯子で登るのは怖いだろう。高いところが苦手だからいつもこう思ってしまう。






 


沼田市白沢で見た地面の蓋

2022-07-13 | B 地面の蓋っておもしろい


沼田市白沢町(旧白沢村)のマンホール蓋 白沢町平出にて 撮影日2022.07.08

 前稿に載せた火の見櫓を背景にマンホール蓋の写真を撮ることができた。「火の見櫓を背景にマンホール蓋を撮る」というタイトな条件を設定して火の見櫓めぐりの時、実行している。





テトラポット(毘沙門亀甲)模様の地紋の蓋。 中心に「白」と「沢」を組み合わせた村章を入れている。この村章は4つの白から成る輪が沢を囲っている。沢だという知識を得てから見るのでシと尺だと分かるが、初見だとなかなか読めない。

農業集落排水のマンホール蓋


草津町のマンホール蓋にも同じ地紋が使われている。


草津町のマンホール蓋。草津町役場敷地内 撮影日2022.07.07


 


沼田市白川町の火の見櫓

2022-07-13 | A 火の見櫓っておもしろい

群馬の火の見櫓 17

 国道ではなく県道。県道62号を昭和村役場目指して進む。下の写真のように火の見櫓が見えてくるとうれしくなる。火の見櫓めぐりではこの瞬間が一番好き。下調べをしてしまうと、「あった!」という感動を味わうことが出来なくなる。観光旅行然り。下調べで観光名所などの画像を見すぎると、実際にその名所に立った時、あ、ネットで見たのと(昔ならガイドブックで見たのと)同じだと言って、そこを背景に写真を撮っておしまい、ということになりかねない。




1366 沼田市白沢町平出 蚕影山宮の石宮 4脚4〇型 撮影日2022.07.08


やはり火の見櫓はこのような健全な姿が好い。


見張り台の踊り場の床の構成、おお巴型。これいいなぁ。


上の梯子の支柱がカーブしている。なぜカーブさせているのだろう。意図は・・・。櫓の外側まで張り出した見張り台のような踊り場って群馬にはないのかな。今回観た火の見櫓にはまだない。このような簡素な踊り場でも機能は果たせるが、見た目には物足りない。



脚部。鋼材の土台の上に柱脚を固定している。やはり単材の脚は見た目が心もとない。このような斜材の入れ方ではトラス脚とは言えない。斜材は垂直構面をかためる方杖。









沼田市利根町日影南郷の火の見櫓

2022-07-13 | A 火の見櫓っておもしろい

群馬の火の見櫓 16


1365 沼田市根利町日影南郷 4脚44型 撮影日2022.07.08

 茅葺きの民家の屋根を見てから、片品川と合流する根利川沿いの県道62号を奥へ進む。山深くなるばかりで集落はありそいうになく、引き返す。民家を通り過ぎたところでこの火の見櫓に気が付いた。行きでは気が付かなかったわけで、やぐらセンサーの感度(*1)が心配になる。
これまた緑化火の見。こんな状態だと風景に溶け込んで見えにくくなってしまう。




屋根がかなり欠損している。つる性植物(名前は知らない)の繁殖力はやはり凄い。屋根のてっぺんの避雷針に達している。


*1 運転中、前方の視界の中に、それもかなり遠くに火の見櫓の屋根が見えると(やぐらセンサーの感度が鈍ると視界の中の火の見櫓に気が付きにくくなる)、カーナビの案内を無視してその場所を目指して進む。この時、火の見櫓までの道筋は勘に頼るしかない。

 


南郷の曲家の芝棟

2022-07-13 | A あれこれ

 目的地の高崎に向かう。出かける前に地図を見て片品川の下流に沿う県道62号を通って昭和村役場を目指そうと決めていた。国道より県道。


沼田市利根町日影南郷 旧鈴木家住宅(沼田市の重要文化財)撮影日2022.07.08 午前8時半ころ

根利町日影南郷でこの大きな茅葺の民家に遭遇した。通り過ぎるわけにはいかない。市の文化財に指定されていて一般公開しているようだが、まだ時間前。やむなく外観だけ写真を撮った。やはり注目は芝棟。もともと自然に生えたわけではなく、雨仕舞のために植えたもの。芝棟を見ることができることなど全く予想していなかった。(過去ログ


みなかみ町(旧水上町藤原平出 藤原ダムの近く)の茅葺の民家 撮影日1979.10.18 

今回もこのあたりまで行けば火の見櫓と出合うことが出来たかもしれない・・・。


 


沼田市利根町大原の火の見櫓

2022-07-13 | A 火の見櫓っておもしろい

群馬の火の見櫓 15

 8日朝8時、高崎市に向けて出発。国道120号に出て間もなくこの火の見櫓にセンサーが反応した。少し通り過ぎて引き返し、脇道に入って火の見櫓に到着した。残念ながら緑化火の見と化している。


1364 沼田市利根町大原 4無44型 撮影日2022.07.08





ブレースに山形鋼を用いている。交叉部分をガセットプレートを介して接合している。脚の設えは無し。それ故、4無44型となる。


 


沼田市利根町老神の火の見櫓

2022-07-13 | A 火の見櫓っておもしろい

群馬の火の見櫓 13


1362 沼田市利根町老神 4脚4〇型 撮影日2022.07.07 午後5時半過ぎ

 予約している老神温泉の旅館へ向かう途中で、この火の見櫓と出合った。


緑化は見張り台まで達している。全く使われていないのだろう。


半鐘が櫓の外に追いやられているが、切妻の小屋根をかけ、雨ざらしにしないように配慮してあるのがうれしい。


この様子に言葉を失う・・・。