和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

飯島耕一死去。

2013-10-24 | 詩歌
今日の産経新聞(2013年10月24日)で知りました。
社会面にありました。最初をすこし引用。
「戦後の現代詩を代表する詩人で日本芸術院会員の飯島耕一氏が14日、呼吸不良症候群のため死去した。83歳。葬儀・告別式は近親者で行った。喪主は長男の建築評論家、洋一氏。」


飯島耕一詩集「ゴヤのファースト・ネームは」(青土社)を、何度も私は、ひらいておりました。そしてそんな時期のあと、いつのまにか、潮が引くように、忘れておりました。

ということで、黄ばんだその詩集をとりだしてくる。
一部引用。


  夢がほしい
  などとおろかなことを言うな。
  夢から逃れることに
  日夜 辛苦している心が
  いくつもあるのだから。


  きみは思考の過ちを
  懸命になって求めよ
  さもなければ
  きみは存在しない。


   ( 以上は、詩「思考の過ちを求めて」より )
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