和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

切手と絵封筒と老若男女。

2020-12-26 | 手紙
記念切手が手元にあって、
さて、そんなに手紙を書かないので、
どうしたものかなあと、思っておりました。

きたむらさとし・松田素子著「絵封筒をおくろう」(文化出版局)
が2007年に出ておりました。古本で購入、それが届く。
ネットで、絵封筒と検索しても、楽しめます。

「絵封筒をおくろう」のカバーは、
横長にした封筒が、美術館見学風景を描いております。
真中の大きな額には、宛先が書かれてる。
右側の額には、切手がそのまま貼ってある。
8人も描かれていて、みんながこちらに背をむけて
その額縁をみている姿として描かれております。


はい。葉書には、宛先の面には、切手の場所が指定され、
描けないことになっておりますが、どうやら
封筒には、絵を描いてもよいようです。
切手も宛名の面なら、どこに貼っても許されるようです。
しらなかったなあ。

記念切手で、日本画の花鳥風月など、
大判の切手があったりすると、貼るだけで躊躇するのですが、
額縁を描いて、掛け軸などを描いて、そのなかに
記念切手を貼れば、それでいいのだと思うと、楽しくなります。

はい。あとは、手紙を書くだけですが、
肝心の手紙は、めったに書かない(笑)。
けれども、いざ書くときは、この手がある。
うん。これからは、躊躇せずに、大判の記念切手を貼ることが
できそうです。

さて、この本のはじまりを引用しておくことに。
絵本編集者の松田素子さんが書いておりました。
そのはじまりは

「私が絵封筒を初めて見たのは、イギリス在住の
絵本作家きたむらさとしから届いた封筒でした。

それが縁で、その後イギリスの出版社アンデルセン・プレスで、
社長のクラウス・フルーガー宛に届いた、たくさんの
絵本作家たちの絵封筒を見ることになったのです。
 ・・・・・

封筒に絵を描くということは、これまでにも古今東西
いろんな人たちが、なにげなく、あるいは意識的に
行なっていたことであるにちがいありません。
それぞれが個人的に、点のようにしていたことが
どんどんとつながり、いまやプロもアマもなく、
老若男女を問わず、これほどの広がりを見せ
はじめていることに感動します。
 ・・・・             」(p2)

はい。昨日この古本が届いて、夜は夢中で
ページをめくっておりました。
まるで、短歌の枕詞のようにして、
切手からはじまる絵封筒の世界がひろがっておりました。


はい。切手が動きだし、相手へ届く瞬間のたのしみ。
ということで、記念切手の数だけ豊かな想像がひろがりそうです。

はい。来年、切手を貼るのがたのしみになりますように。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
絵封筒 (きさら)
2020-12-27 09:59:20
絵封筒
初めて知りました。!(^^)!

楽しいですね。
でも 宛名が見にくくなって
郵便配達さんは 困るのではないかな~

イラスト入りの封筒は
使ったことがありますが
楽しいですね。

今度
ちょこっと 描いてみようかな。。。

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はい。 (和田浦海岸)
2020-12-27 10:56:31
きさらさん、
コメントありがとうございます。

はい。この本には、
差出人は、裏に書くこと。とか、
コメントは、注意深く排除とか、
注意点が書かれておりますので、
初心者には、参考になります。

けれども、宛名書きの面は、
自由でよいようです。今まで、
切手をベタベタと貼るのは、
やったことがあったのですが、
切手と絵とのコラボというのは、
楽しそうです。
うん。コロンブスの卵ですね。

きさらさんは、絵を描くので、
きっと楽しいだろうなあ(笑)。

私よりも、きさらさん向きかも。
返信する

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