映画とライフデザイン

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素晴らしき日  ジョージクルーニー&ミシェルファイファー

2011-01-06 19:06:08 | 映画(洋画 99年以前)
素晴らしき日はジョージクルーニーとミシェルファイファー共演の97年のラブコメディである。
原題one fine day その名の主題歌は元々キャロルキングの初期の曲だが、カーペンターズがアルバム「ナウアンドゼン」のメドレーの中で歌っているのでそちらの印象が強い気がする。懐かしい。
ニューヨークが舞台で別居する娘を預けられたジョージと息子同居で仕事に手がつかないミシェルがそれぞれの子供に振り回されながら気がつくと好意を寄せる話だ。



主人公ミシェル・ファイファーは、夫と離婚して、建築設計の仕事に追われながら5歳の男の子を育てている。新聞のコラムニストのジョージ・クルーニーは、再婚した元妻から新婚旅行の間預かってほしいと、5歳の娘を押しつけられた。突然の話で戸惑う。ジョージは勝手わからないままに、野外授業のため、見送りに来たが遅刻。同じように遅刻してきた娘の同級生のミシェル親子と出くわす。タクシーで追いかけるが桟橋に着くと船は出た後、ドタバタしているうちに子供たちが携帯電話を取り替えてしまう。その日、設計士であるミシェルは大切な顧客へのプレゼンテーションがある。ところが息子の面倒に目を離したすきにつくってきた模型を壊してしまう。あわてて取り繕うミシェルだ。
ミシェルの電話へは仕事の用件で会社から、そしてジョージの電話にはミシェルの母親リタが電話をかけてきた。2人は携帯電話を通して会話することになるが、ののしりあう連続だ。
市長が賄賂を受け取っていると朝刊ですっぱ抜いたジョージの記事が問題になっていた。新聞社のデスクは彼に「ガセネタだったらクビだ」と宣告。市長が記者会見を開く5時までに裏を取らなければならないが子供の面倒ですったもんだ。。。

見ていると不愉快になるような発言ふるまいがたくさんある。
そもそも別れた妻が自分の再婚旅行に行くのに、息子を元夫ジョージに預けるといった設定がちょっと常識はずれな気がする。でもアメリカだとこういうことってあるのかなあ?その元妻の態度を見ているといらいらした。しかも、預けられた子供たちのわがままなこと!極まりない。総てが自分中心にまわっているようなセリフを見ているだけで腹が立った。
ジョージとミシェルもケンカし放題。ミシェルのヒステリーは異常気味
とはいうものの、わざと観客をいらいらさせるためにそうしているのかもしれない。



そうやって考えながら最後まで見た。
映画としてはいい部類に入ると思う。この映画もマンハッタンが舞台だが、キャリアばりばりの男女が子供を預けれておどおどする設定の映画は実に多い。ずっと作り続けられているのを見ると、ビジネスセレブではかなり深刻に考えられていることなのであろう。

最近のラブコメの映像トーンがかなり原色が強い色を使っていて派手な感じがするのに対して、13年前のこの映画のトーンは比較的落ち着いている。しっくりするのはこちらの方かもしれない。携帯電話の普及時期だと思うけど、受話器がでかい。そこは時の流れを感じた。

コメント
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