映画とライフデザイン

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ザ・ゲーム  キムベイシンガー

2011-07-01 19:05:27 | 映画(洋画:2006年以降主演女性)
「ザ・ゲーム」はキムベイシンガー主演のサスペンス映画だ。その他にも豪華な主演級のスターが登場する。ギャンブル狂いが基本テーマとなっている。DVDを借りに行って、思いもかけずにこの作品があり正直驚いた。2006年の作品で日本未公開、キムベイシンガーのファンのくせに存在すら知らなかった。3つのストーリーをパラレルにスタートして、最終収束させるオムニバス映画の形式をとる。



小説家の主人公ことキム・ベイシンガーは、新作が書けない日々を送っていた。通りすがりにカジノに入った時、ビギナーズラックでブラックジャックに勝ってしまう。横にはコーチ屋のダニー・デヴィートがいた。ところが、そうは簡単に連続で勝たせてくれない。気が付いてみたら預金を使い果たしてしまう。仲のいい夫ことレイ・リオッタには言えずにいて、悩んだキムベイシンガーはコーチ屋のダニー・デヴィートにこぼす。もともとは人気の手品師だった彼と手を組み、元金を取り戻そうとするのであるが。。。
配管工事をしている男ことフォレスト・ウィッテカーには自慢のバスケットプレイヤーの弟がいた。でも多額の借金に悩んでおり、あぶない筋に脅迫され、借金の肩代わりに弟に八百長をさせている。しかし、兄弟ともども良心の呵責に悩んでいた。


ノミ屋のグループも映し出す。悪にはまっていくボクサー兼ノミ屋と親玉ティム・ロスを中心に映すが、そこに摘発を狙う刑事たちも映す。同時に裏社会で帝王と呼ばれている謎の男の存在も匂わせる。
そういう3つのストーリーを同時並行させるが。。。

ギャンブルにはまる人たちとそれをとりまく連中の話である。
いかにもビギナーズラックで「ブラックジャック」のカードを連続でだしてはしゃぐキムベイシンガーをまず登場させる。大損をして旦那にないしょで大切な貯金に手を出すというのはよくある話だ。日本でも株や為替の相場の変動が激しい後には必ずこんな話はある。

そこで出てくるのがダニー・デヴィートだ。アメリカ人にしては150cm台と背が低く独特の個性を出す名脇役だ。「バットマンリターンズ」での存在感が強い。すってんてんになったキムベイシンガーに泣きつかれ、大道のいかさま芸に引き込む。路上カードゲームでサクラのキムにかけさせ、大当たりをさせた後、野次馬たちを安心させゲームに参加させてむしりとる。よく競馬や競輪のおけら街道の片隅で見る光景だ。日本のおけら街道でも出目表を売っているテキヤのようないかさま師がいる。まわりの野次馬の中のサクラに出目を検証させたりして大当たりで信用させ、1冊1万程度の出目表を買わせる。これだけは万国共通のいかさま商売のようだ。

映画全般はあっさり目の印象だ。日本未公開もわかる気がする。

ザ・ゲーム
ギャンブルにはまるキムベイシンガー

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