映画とライフデザイン

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映画「白鯨との闘い」ロンハワード&クリス・ヘムズワース

2016-01-17 19:43:05 | 映画(洋画:2016年以降主演男性)
映画「白鯨との闘い」を映画館で見てきました。


ロンハワード監督の作品にはハズレがない。前作「ラッシュ」でも2人のレーサーのライバル物語をエキサイティングなレースシーンをからめながらすばらしい作品に仕上げた。今回の作品を予告編で何度も見て娯楽作品として楽しめそうなので早速映画館に向かう。
超有名なメルヴィルの文学作品「白鯨」のもとになった捕鯨船沈没事件を題材にしている。男を描かせると天下一品のジョンヒューストン監督によるグレゴリーペック主演の「白鯨」は以前見ている。「ジョーズ」のもとになったような映画だった。まさに白鯨との闘いが中心ではあるが、最終的にはサバイバルがテーマになっている。後半は軽くだれるが、迫力ある捕鯨シーンは見どころある。

1850年、アメリカの作家メルヴィルは、ニカーソンという男を訪ねた。彼は30年前エセックス号という捕鯨船に乗り組み、事故に巻き込まれた最後の生き残りだった。最初は渋っていたニカーソンだったが、やがてその重い口を開き始めて壮絶な話を語り始める。


石油が発掘される前クジラから取れる鯨油は産業革命以降の工業製品などに使われ、捕鯨は儲かる仕事であった。
1819 年、捕鯨船エセックス号はアメリカのナンタケット港を出航する。船長になれると思っていた一等航海士のオーウェン・チェイス(クリス・ヘムズワース)は、経験の浅い名家の息子ジョージ・ポラード(ベンジャミン・ウォ―カー)が船長をつとめることにいらだつ。

航海途中でも2人の意見の相違が目立っていた。南大西洋を進んでいくが、鯨油が思ったほど取れていない。鯨を発見できずに、エクアドルで寄港する。そこで、ある船長から巨大な白鯨に遭遇した話を聞く。その情報を信じて鯨の群れを追って太平洋の沖合へ向かい、巨大な白いマッコウクジラと遭遇する。船員たちは喜ぶがこの白鯨はこれまでとは違う凶暴さをもつ。退治に手間取るのであるが。。。


予告編も迫力ある



1.迫力ある捕鯨シーンと大暴れする白鯨
最初に嵐に遭遇するシーンが出てくる。船長のミスジャッジで船を破損させるが、ミスを認めない。嵐で船がめちゃめちゃになるこのシーンも豪快だ。捕鯨のシーンでは、クジラを見つけると、ボートを海に落としてクジラに向けて船員が漕いで行く。そこからクジラ退治が始まるわけだ。こんな感じで捕鯨するんだなと、映像に見とれる。

最初は捕鯨に成功するシーンを映しだすが、次に出会う30mほどの白鯨との格闘シーンは大迫力だ。クジラというよりも怪獣のようだ。だって30mといえば、10階建のビルと同じ大きさだもんね。クジラは船に体当たりして、ムチャクチャにする。アレアレ?と思っているうちに底も水浸しで船は撃沈する。

これを見るだけでも元はとれるわけだ。映画館で見ないとダメな映画だなあ。

2.サバイバル(ネタバレあり)
船が撃沈し、3つのボートにわかれて漂流する。それでも白鯨がしつこくボートを追いかける。このしつこさにはあきれる。これが実話なら、よく助かったなあと思うが、食料も尽きて疲労困憊で亡くなってしまう人も出てくる。そうなると、亡くなった船員の人肉を食べて生き延びるしかないという発想がでてくる。本当にこのような状況になったら仕方ないよね。釣竿を持って魚を釣って食べたらいいのにと思ってしまうが、そうはいかないのかな?でも人肉を露骨に食べるようなシーンは見せない。もし、園子温監督だったら、「冷たい熱帯魚」のように人肉を刻んだりするシーンを見せるのかな?と映画を見ながら思っていた。

(作品情報)
白鯨との闘い
元になった原作


白鯨
ジョンヒューストン監督とグレゴリーペックのコンビ

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