後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

前立腺全摘出の後遺症ー男が階段を下りる時、

2009年08月25日 | 日記・エッセイ・コラム

全摘出手術を受けてから丁度20日になります。この手術の後遺症を書いて世の男性の方へ参考情報をお送りしたいと思います。手術をしても精神的には男性です。以前とまったく変わりません。しかし子供は出来なくなります。お若い方にとってはこの後遺症が重大と思いますので、慎重になさって下さい。

もう一つの後遺症はオシッコが時々漏れてしまうことです。手術後しばらくはオシメをする必要があります。便利な尿パッドが売っていて心配いりません。しかしこのオシッコ漏れも数日すると次第に少なくなり自分の意志でコントロール出来るようになります。実は、男性用の尿パッドは大きくて、とても大げさな代物です。そこでそれを4等分して。小さくして使用して見ました。しかし尿漏れの量はそんなに多くありません。そこでテッシュペーパーを数枚、前部に当てて解決しました。ところがテッシュペーパーはトイレに流せません。そこで最終的にはトイレットペーパーの落ち着きました。

そんな試行錯誤の結果、現在はトイレットペーパーを丸めて前部に当てる程度で良くなり、安心しました。それで後遺症をご報告する精神的な余裕が出てきたのです。

膀胱と尿道の間にある前立腺という鶏卵大の臓器を取ってしまうのですが、その時、尿の排出を意志的にコントロールする弁のような役割をしている筋肉も一部取らざるを得ないようです。

それで尿が時々、意識しないのに漏れるのです。しかし一度に漏れる量は、3ccから多くても10cc位なのでトイレットペーパーを当てておけば良いのです。現在は一日で5回位の数ccの尿漏れが有る程度なので、旅行にも行けそうです。 女性の方々には失礼な話題で申し訳ありません。

何かご参考になれば嬉しく思います。(終わり


見るだけのお酒になりにけり!

2009年08月25日 | 日記・エッセイ・コラム

高齢と入院手術のために強いお酒が飲めなくなりました。昔、木山捷平という作家が、長年連れ添った妻を見て、「見るだけの妻になりにけり」という感慨を持ったということを書いていたが、それに似たような心境です。

お酒の好きな方には下のような写真を見ただけでも楽しいと思います。日本料理には日本酒。そうです辛口の黒松剣菱や大関が合います。そして八海山も良いですね。

独り山小屋やヨットのキャビンで飲むときはカテイサーク、ジョニーウオーカーの赤、バレンタイン等のスコッチ、そして気が向けばケンタッキー・バーボンのオールドターキイを良く飲んだものです。

ワインは昔、ドイツのネッカー河の傍に住んでいたのでネッカー河、モーゼル河、ライン河などの沿岸のブドーから醸造したドイツワインが好きでした。

ビールはドイツ。そして日本ではサッポロ、麒麟、恵比寿を大切にのみました。皆、過ぎ去った日々の懐かしい思い出です。最近は軽い発泡酒しか飲めなくなりました。

しかし大型酒店に行くと世界中の酒が綺羅星のように飾ってあります。丁寧に見ながら昔飲んだ時の味を思い出して、独りでニヤニヤしながら時を過ごします。

丁度、女性の方がデパートの宝石売り場や洋服の売り場を見て楽しむのに似ています。

お酒のお好きな方はきっとお楽しみ頂けると思い、写真を2枚お送りいたします。(終わり)

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病気になって全ての生き物がいとおしくなりました!

2009年08月25日 | 日記・エッセイ・コラム

手術の傷跡が痛むのでセイリングはまだ無理ですが、ヨットのペンキ塗りくらいは出来そうです。昨日、ヨットの傍までいったら白鳥が水から上がって来て、私を呼びとめました。この2羽の白鳥は春になってもシベリアへ帰らず、霞ヶ浦で2羽の子供を孵化し、子育てをしていました。シベリア行きを怠けていたので、いささか軽蔑していましたが、クークーと甘え声で子白鳥が寄ってきたの可愛く思うようになりました。病気になる前はこの4羽は私を警戒して、何もしないのに逃げ回っていたのです。ガン摘出手術を受けた後は、「すべての生き物がいとおしくなった」私の心を敏感に感知して、4羽が私と遊ぶために自ら上がってきたのです。遊ぼうとしかけて来るので、なかなか離れてヨットへ行けません。別に食べ物を持っていないのに、野生の動物に慕われたのは初めてのことです。

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ところで、ネットを通して友人になったHootaさんという人はクリスチャン43フィートのBambinoという木造の美艇を時々、恋人と言っています。船を擬人化して愛妻の他に恋人を持っているのです。少しけしからんと思っていました。ところが病気になって気が弱くなったせいか自分のヨットがそうも思えるようになりました。そこで昨日は床板にニスを塗ったり、外部の木造部分に華やかな黄色のペンキを塗って綺麗にお化粧をしてあげました。

下の写真はニスを塗った床板の輝きです。しかしHootaさんに、「古いニスを丁寧に剥がさなかったので仕上げが凸凹していますね。手抜きはいけません」と、叱られそうです。

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全ての生き物をいとおしんで繊細な写真を掲載している琵琶湖の湖畔に住んでいる、ちひろさんが又ブログを再開しました。(この表紙の左サイドバーにちひろさんのブログのURLが紹介してあります。)写真の質が飛び切り上級なばかりでなく、小さな草花や昆虫の息づかいが、美しい映像として掲載されています。ちひろさんは臆病で病院が怖くて検査も受けません。それでも大変健康で大病もしたことが無いようです。しかし全ての小さな草花や昆虫や鳥などへ愛情を注ぎ、写真を撮っています。その愛情が写真に映っているので感動的な写真になるのです。

今までは ちひろさんの写真が何故美しいのか理解出来ませんでした。病気になってその理由が分かったような気がします。下にちひろさんの今日のブログから草花と昆虫の写真を転載させて頂きます。ちひろさん有難う御座います。

今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げませ。   藤山杜人

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