後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

心のいやされるシラサギとアオサギの写真ーちひろさんの作品よりー

2009年08月31日 | 写真

今朝は民主党が308議席にもなり、すっかり嬉しくなって、何も知らないくせに政治の記事を書いてしまいました。何度か読み返しましたが、何かドロドロしたものが心に残り、後味が良くありません。こういう時には「ひかるの」さんや、玲さんや、ちひろさんのブログを見ると精神が落ち着いて気分が良くなります。今回はちひろさんのブログ、「琵琶湖の畔に遊ぶーちひろのデジブラー」、http://blog.goo.ne.jp/hanafubuki33 からシラサギとアオサギの優雅な姿の写真をご紹介いたします。撮影しているちひろさんと鳥たちの心の静かな交流が感じられるようです。琵琶湖の湖畔にはこのようにのどかな所が広がっているのですね。

そしてちひろさんの原文の下にあるコメントも心なごませるようなものばかりです。どうぞちひろさんのブログをご覧になり、他の美しい写真もお楽しみ下さい。ちひろさん、有難う御座いました。(終わり)

D11cb32ed437831f068015ffe363213a1 Fd9049f7167f7f0d7942309dcc5a96d41


現代中国へ対する相反する2つの意見をご紹介致します

2009年08月31日 | 日記・エッセイ・コラム

昨日の中国に関するこのブログの記事へ対して色々なコメントを頂きました。その中から以下に2つの相反するご意見をご紹介いたします。勿論、NAKAちゃんさんの書いていることは真実と思います。しかし私は、それだから中国政府や中国人を嫌いになってはいけないと信じています。リタさんが書いているように良き友人として根気よく助言を続けるのが最善と信じています。皆様は如何お考えでしょうか? 

====BYOOLのNAKAちゃんさんからのコメント========

藤山杜人さん

私は中国を好きではありません。平和に暮らしていた「チベット」を中国の一部だと武力攻撃し、ラマ教をも支配しようとした。ウイグル自治区での武力弾圧。中国の少数民族は貧しい生活を今もしています。漢民族は各自治区に押しかけて、自分たちの考え方を押し付けている。 そして、安い賃金で労働させている。
少数民族の暴動は多く起きている様ですが、中国では一切報道されていないようです。
大地震後、少数民族の住む地区では殆ど復興されていませんが漢民族がいる地区は復興が進んでいる様です。NHKの番組で時々、中国の報道があります。
少数民族地区に訪問して、実情を報道していました。生活苦を訴えていました。
中国政府に対してどう思うか聞く場面では、口をつぐみ、顔をそむける。言う事が出来ないと解釈しました。批判すれば、密告されて捕まり刑務所行き。地区には中国政府機関があり、いつも監視されていると感じました。取材行動を監視しているのです。

藤山さんは「アメリカの人権擁護団体のヒステリックな叫びを扇動的に報道しているだけです。何と軽率なマスコミの報道ぶりなのでしょう。」と書いています。
●しかし、この意見には賛成できません。中国には言論の自由がありません。
出版会社で発行する本には検閲があります。政府批判、役人の腐敗、各地での暴動等は掲載されません。勇気ある人達は香港で雑誌を作り、中国国内に持ち込んでいます。疑いを持たれれば、監視の目が‥。大都市の一部しか、見てないのではないでしょうか。日本のニュースでは報道されないことでも、TV番組を良く見ると中国の事はよく出ています。(終わり)

=========趣味人倶楽部のリタさんのコメントです======

中国は長い歴史を持つ国です。その間、漢民族とその周辺の民族との長い興亡の歴史があります。現在の中国の版図がほぼ定まったのは、皮肉なことに異民族である満州族の清朝が築いたものです
当然、清朝は中華思想との矛盾という課題に対処しなければならなかった。つまり夷が華(漢族)を支配するという大義が必要だった。

そこで登場したのが漢、満州、モンゴル、ウイグル、チベットの五族の中国として形成される多民族国家の構想です。それが現代の中国にも引き継がれているというのが、私の歴史認識です。
我々島国日本とは違い多くの異民族をかかえる中国の苦悩を我々も理解する必要があります。
彼ら自身が悩み解決していかなければならない問題です。ステレオタイプのマスコミ報道に踊らされるのではなく、それぞれがしっかりと相手を認識していかないと戦前の大本営発表の如く誤った方向に進むことになるように思います。日本、中国、韓国は東アジアでこれから協力していかないといけない重要なパートナーです。藤山杜夫さんのような冷静な判断が多くの日本人ができるようにならないとお互い非難しあってもなにも生まれません。もちろん友人としての助言はしっかりするべきでしょう。
忍耐強く未来に向けて希望を持って行きたいものです

==============================


民主党の圧勝、これで日本の社会が変わる、文化が変わる

2009年08月31日 | 日記・エッセイ・コラム

民主党が圧勝しました。戦後64年、「主権在民」というお題目をさんざん聞かされましたが、今回の選挙で初めてその実感を体験できました。過去55年間も保守的な自民党が政権を握り、国民の知ることの出来ない不明朗な相談をして、歴代の首相を決めてきたのです。

今朝のニュースで民主党が308議席を取り、圧勝したことを知りました。自分も民主党へ投票しました。これで政官財癒着の不明朗きわまりない日本の政治・官僚制度が崩壊すると思い、おのずと笑いが出てきます。

しかし今回の結果は政治のパラダイムを変えるだけでは無いと思います。主権在民を実感した人々が多かったと信じています。ですから社会全般が大きく変わります。社会が変われば文化も変わります。どのように変わるのでしょう? その具体的なことはこれから起きる社会的な現象なので不明です。

しかし変化の方向は明確に予想できます。

(1)国民一人一人の力で政権を変えられると実感できたので、個人の力を尊重するような社会へ変化するでしょう。したがって文化も個人の独創性を今まで以上に尊敬する社会になるでしょう。 このように言うといかにも欧米型の社会になると主張しているようです。しかし日本には独自の文化、宗教が現存しています。したがって欧米と同じ社会や文化には絶対にならないと信じています。

(2)民主党の政権公約(最近はマニフェストと言うらしい)を見ると、個人個人の生活の質の向上に大きく貢献するような政策が多く含まれています。消費税の据え置き、子供を有する親への支援、高速道路の無料化、国民年金の明確強化などなどです。どれも明るい方向性を持っています。決して大企業や土木建設会社へお金を流そうという政策は見当たりません。

その方向性は、人々のQaulity of Life(人生や生活の質)の向上という方向性です。消費税の据え置きや高速道路の無料化の政策などなどはこの方向へ大きく寄与する筈です。

(3)民主党の目指す社民党や国民新党との協力は野党、与党を問わず、上の二つの方向性を持つ政治家の数を次第に増加させると思います。そして政治家一人一人の個人的な素質の向上に役に立つと信じています。

(4)今回の民主党圧勝のかげを注意深くみると自民党でも真面目に、明朗に仕事に励んで来た候補者は皆当選しています。このことは国民一人一人の判断は厳正であることの証左です。真面目に仕事をしていれば報われる社会へと変化する方向を示しています。

今回当選した人々で、私の好きな自民党の政治家を例に挙げます。野田聖子さん、石破さん、額賀さん、高市さん、横路さん、などです。また少しやりすぎて失敗した鈴木宗男さんも北海道、大地の党で当選しました。小渕首相がやめたときエリツエン首相との北方領土交渉を潔く良く止めていれば立派なことだったのです。権力に溺れて失敗しました。しかし個性的で独創的な政治家なので、私は好きです。

なお額賀さんは過去2回の団体旅行でインドネシアと中国へご一緒しました。実直で目立たない政治家ですが見識の深さに感動したことがあります。このブログでも絶賛した記事を掲載したことがあります。

さて皆様は今回の選挙結果へどのような感想をお持ちになったでしょうか?コメントとしてご意見を頂ければ嬉しく思います。(終わり)

今日も皆様のご健康と平和をお祈り致します。      藤山杜人