後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

ブログで自己紹介したりテレビ番組の感想などを書いて何故悪いのですか?

2009年09月13日 | 日記・エッセイ・コラム

実社会で人に会うときは、まずその人の姿や顔を見ます。名刺を交換したり、簡単な自己紹介をしてから話合いを始めます。ネット社会は姿も顔も見えない仮想的な空間です。無責任なことを書いても非難されません。私個人はそのような考えがネット社会を貶めていると信じています。そのような理由から昨日、自分の姿の写真を3枚掲載しました。人相が悪いので顔は勘弁して貰いましたが。私は東京の小金井市に住んでいる老人で妻と2人の子供と3人の孫がいます。ネットの上の私の友人については住んでいる場所や家族の様子などは皆知っています。姿や顔の写真も見ています。ネットの上で自己紹介をすると犯罪に巻き込まれるから実名を含めて絶対に紹介をしてはいけないと忠告してくれる人々が多いのです。しかし犯罪に巻き込まれるなら過去73年の実社会生活でも巻き込まれる可能性は同じだった筈です。そのような疑心暗鬼が世の中の人間関係を冷たくすると信じています。過度な個人情報の公開禁止の風潮も社会の雰囲気をギスギスさせています。

もう一つ、賢そうな人々がブログでは昨日見たテレビ番組の感想や、個人的な雑談を書いてはいけない。そんな記事はブログのレベルを低俗にする上、誰も読んでくれないと忠告する人がいます。これも余計なお世話です。書きたければ書いても良いのがネット社会の良さです。読みたくない記事は読まなければ良いのです。

例えば、昨夜見たテレビ番組に感動しましたので感想を書いてみます。フィリッピンのモンテンルパ刑務所のBC級日本人戦犯108名を、歌手の渡辺はま子と教悔師の真言宗の僧侶、加賀尾秀忍が協力しあって全員の釈放、帰国を成し遂げたという話です。死刑執行をしようと決心していたキリノ大統領を、最後に加賀尾秀忍師が訪問し、モンテンルパの夜が更けて、という渡辺はま子の歌のメロディーのオルゴールを贈呈するのです。オルゴールの悲しいメロディーに心が動かされたキリノ大統領が特赦、釈放を決心します。その前に渡辺はま子が国交の無いフィリッピンのビザを苦労して得て、渡航し、モンテンルパ刑務所内で日本人の戦犯の前で当時の流行歌と「モンテンルパの夜が更けて」を歌って慰めます。一介の流行歌手と僧侶が、戦犯108名の無条件釈放を勝ち取ったのです。実話です。当時の映像も多く挿入されています。本も色々出版され現在でもネットで購入でます。「渡辺はま子」や「モンテンルパ刑務所BC級戦犯」を検索すると出版された本の情報も得られます。ブログの上で商品の宣伝をすると、賢い人に顰蹙を買い、冷笑されますが、良い話は日本民族の財産として後世へ伝いたいと思います。

皆様は昨夜のこの番組をご覧になったでしょうか?ご感想をコメントとして頂ければ嬉しく思います。

今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。   藤山杜人