このブログの以前の記事で、山林を100坪程買って、小屋を作る方法を説明しました。山林の中に小屋を作り、楽しむ趣味について という記事です。今日はその小屋へ一泊するとどのような体験をするかご説明いたします。皆様を紙上体験へご招待したいと思います。
下の写真の順序にしたがって説明します。4月のある日、気楽に一泊しに行きました。
東京を午後12時に出発し中央高速道路を須玉で下り、約2時間30分で着きました。着いた時は午後の日差しが小屋を明るく照らしていました。下の写真がその様子です。
小屋に着いたら早速2つの部屋を箒で掃いて綺麗にします。窓をすべて開け放ってカビの臭いを出し、新鮮な山の空気を小屋中にみたします。
それが終わったら下左の写真の庭の小川から水汲みをします。飲み水は東京から持って行きますが、洗い用の水と水洗トイレの水を多量に汲み込みます。夜になると真っ暗になり水汲みが出来ないのです。
続いて、下右のように焚火を始めます。持参したチキンスープなどを温める炭火を作るためです。
ここまで来れば後はゆっくりした気分で小川のそばの椅子に座ります。持参したオツマミを出してビールを飲み始めます。皆様も椅子に座ってビールを飲んで頂きます。(想像だけで済みません!)
家内と小川の水音を楽しんでいたら近所に独り住んでいる方が遊びに寄ってくれました。
記事、共産主義者として昭和時代を生きたある人の話 に書いたような話を、問わず語りにしてくれます。
徳田球一さんや野坂参三さんの下で働いていたときの話が面白くて夕闇の迫ったのに気が付きませんでした。
彼を送って行って、帰ってくると暗い林の向こうに甲斐駒が黒いシルエットを作っています。
小屋の周りも急に暗くなってしまいました。下の2枚の写真がそんな様子を示しています。
すっかり暗くなる前に500m程離れてた林の中に独り住んでいる鬼家(オニイエ)さんへオミヤゲを届けに行きました。
帰宅後、持参のチキンスープを家の中のコンロで温めて夕食にしました。
夕食後しばらくして外を覗いたら、月夜で明るいのです。夜は外へ出ないようにしていますが満月の光に誘われて林の中を少し散歩しました。
室内に戻り、古い雑誌を丁寧に読みます。家内は隣室でジャンアンツ戦の実況放送のラジオを聞いています。9時30分に寝ました。家内もジャイアンツが勝って機嫌良く床につきました。
翌朝はコーヒー、ソーセージ目玉焼き、野菜サラダにパンの食事をしました。外に一歩出ると隣の別荘の庭にツツジの花が朝日を浴びて咲いていました。下の写真です。
この花に誘われて、近所の花々の写真を撮りに行くことにしました。
昨日、共産主義のことを話してくれた人を誘って、家内と3人で花で有名な「H井」さんを訪問しました。広い庭一面に色々な花が植えてあります。その写真は、甲斐駒岳の麓の山里の花々の写真を沢山撮ってきました という記事でご紹介しました。
昼食は小屋の庭で持参した「こだわりラーメン」を茹でてモヤシ、焼豚、メンマなどを入れて食べました。
午後は、高速道路を使わないで、甲州街道を根気よくドライブして芽ぶきの風景を楽しみながら上野原まで来ました。上野原で中央高速道路に上がり帰宅しました。
このようなものが山小屋への一泊旅行でした。皆様も想像しながら一緒にお楽しみ頂ければ嬉しく思います。実際小屋に泊るとつらい事がいろいろあります。紙上体験だけにするほうが良いとも思っています。つまらない話で失礼致しました。(終り)