後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

甲州から大菩薩山、柳沢峠を越えて奥多摩湖に抜ける山岳ドライブ

2012年05月31日 | 旅行記

今日は朝から山小屋を出発して、甲府盆地を縦断し、大菩薩山、柳沢峠を越えて奥多摩湖に抜ける山岳ドライブを一日楽しんで来ました。

何年か前に何度も通った険しい道ですが、塩山から柳沢峠までの細い危険な道が2車線になったいました。対向車が自由にすれ違って行きます。トンネルや橋梁も立派になり、危険感があまりありませんでした。

新緑の山々にはキリの花や、山藤の花、そしてニセアカシアの花が咲いていました。

丹波から下ると奥多摩湖が澄んだ水をたたえていました。

写真をお楽しみ頂ければ嬉しいです。

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日常の生活を犠牲にするような趣味はいけないと思う・・・趣味は気楽に無理せずに!

2012年05月31日 | 日記・エッセイ・コラム

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(昨年までの私の趣味、ヨットの写真です)

昔、甲斐駒ケ岳へ登り、7合目の山小屋に泊まった。

小屋番の老人が一人いて、夕食を食べるか?と聞く。「夕食と言ってもインスタントラーメンしか出来ないが」と言う。

具の無いラーメンを一緒に食べながら老人が言う。

「昔、冬以外は、毎週、週末ごとに夜行列車に乗って、そのまま登ってきた技師が居たよ。川崎にある製鋼工場の技師をしていた男だった」

「だった。とは?もう来ないの?」と私。

「10年くらい毎週登って来たが急病で死んでしまった」

「死んだと知らせがあったの?」

「無いね。来なくなって、次の年の初夏に数人の男が登って来て、死んだと教えてくれた」。彼に世話になった同僚たちが追悼登山に登ってきたという。

それだけの話である。寝ながらあれこれ考える。山がそんなに好きなのは何故だろうか?そんなに無理して毎週来る必要があるのだろうか?

苦行の山登りは趣味なのであろうか?

結婚していたという。週末に家をあけることは家族の不幸ではないか?

同僚が追悼登山をするくらいだから職場では人望があったのだろう。若死にしたのは登山の無理が祟ったのだろうか?

趣味の登山で家庭生活をそこまで犠牲にして良いものだろうか?

何十年たっても小生には答えが無い。答えが出ないから忘れられない。

皆様はどうお思いでしょうか?

ヨットの趣味の話。

葉山マリーナの年間の陸置き料金は船の長さによるが、150万円位は普通だ。内装の見事なフランス製のヨットを、12人で共同所有しているあるグループあった。そのなかの1人、田村さんに招待されて何回か葉山沖をセイリングした。

田村さんは予科練に居た。穏やかな性格でのんびりしている。こんな人が特攻機に乗るのかと、戦争の恐ろしさを思ってしまう。その田村さんが、「12人でフランス艇を共有すると、いろいろ意見が違って苦労する」と言う。

レースで勝ちたいのでレース用のセールを何枚も買いたいと言う人。仕事の都合で毎月は来れないので負担金を安くしてくれと言う人。キャビンに泊まりたいから陸置きでなく浮桟橋に係留してくれという人。昼間だけのセイリングだけでなく、せめて大島へ行きたいのでレーダーや海上無線機、そして性能の良いGPSを取り付けてくれという人。フランス艇は金具類が悪いから全部取り替えようと主張する人。このような12人の調整をするのが田村さんである。

油壺、佐島、葉山、逗子などのマリーナの係留料が大きい。他にクルーザー購入代金もある。それで、6、7人から15人くらいで共同所有し、ヨットを預ける場合が多い。

仲間同士の話し合いに、無理があったら趣味としてはたして良い趣味と言えるであろうか?

どんな趣味でも日常の生活を犠牲にしてまでするべきでは無い。それが小生の信条である。中古ヨットを係留料の格安な霞ヶ浦に置いていたのも自分の信条にしたがったからである。維持費の安価な侘しい山林の中の小屋にこだわるのも同じ理由だ。

日常の生活を犠牲にするような趣味はいけないと思う。趣味は気楽に無理せずに長く続けるのが良いと信じている。

趣味と日常の生活のバランスを皆様はどのようにお考えでしょうか?(終わり)


百花繚乱をお楽しみ下さい

2012年05月31日 | 写真

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・上はロックガーデンです。下はアンデスの馬鈴薯の花、 その下は順に、ハマナス(白と紅)、ハコネウツギ、柏葉アジサイ(ピラミッド)、アワモリショウマ、ブラシの木です。 

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撮影は5月28日、京王フローラル・ガーデンにて、


八丈島の美しい自然

2012年05月31日 | 日記・エッセイ・コラム

八丈島に上陸し、レンタカーで、まず、あちこちをドライブしました。

暖流に洗われる大きな島です。熱帯性の植物が繁っています。太平洋に浮かぶ小さな宇宙です。樹木の好きな私はその美しい自然に圧倒されました。

写真で、まず八丈島の樹木の説明をし、その後で人々の暮らしをご紹介したいと思います。

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私の趣味は雑木林を眺めることです。従ってこのブログは「山林・杜の人のブログ」と称し、雑木林や山林の写真を数多く掲載しています。その延長で植物園が大好きです。

八丈島で感動したことは大きな島全体が熱帯性の植物で覆われていて、さながら天然の植物園のように見えることでした。この感動をどのように伝えるべきかとしばらく考え写真をすなおに掲載することにしました。

上の写真は人間の手の入っていない文字通り自然の植物の様子です。

下の1枚は大賀卿町の中心にある公園です。

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公園の真中にドライブウエイがあって車で楽しみながら通り抜けられるようになっています。ところどころの林の中に駐車場があり、散歩することも出来ます。素晴らしい所ですが、近所の人が2、3人だけ散歩している、淋しいくらい静かな公園です。子供連れの女の人へ挨拶をして少し立ち話しました。「東京から、公園のそばの実家に里帰りしています」と、楽しそうでした。

人間の手の入った公園と漁港の回りの自然の山々の植物は佇まいが異なります。公園の林は整然としています。自然林は一見荒れたような印象を受けますがよく見ると種々の草木が仲良く繁っています。どちらも美しいと思います

下の写真は東の三原山の観光道路から中央の平野にある昔の大賀郷村と三根村を見降ろした風景です。平野の南端に空港があり羽田から飛行機でも行けます。平野の向こうに見える山が八丈富士で中腹は開けた芝生の牧場になっています。

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写真には写っていませんが、左の方にカメラを向けると碧い海の上にポッカリ浮かんだような八丈小富士のある孤島がまじかに見えます。昔は人が住んで居ましたが現在は無人島です。八丈小富士は円錐形の火山で、美しい円錐形です。八丈島のあちこちから見えるので、観光客を楽しませる重要な役目をしています。

八丈島には五つの村がありました。東の三原山の東の麓に末吉村、中之郷村、樫立村、そして島の中央の平野に大賀郷村と三根村です。現在は合併して八丈町となり、総人口は8500人くらいです。1万人以上の時代もありましたが年々高齢化が進み人口が減って行きます。

島全体には幅の広い立派な舗装道路があります。特に末吉地区から三根地区を結ぶ登龍峠を越える自動車道路は観光用の道路です。複雑な地形の中を通っているのでカーブが多く、ゆっくり走らなければなりません。溶岩の上には植物が繁茂していて人間の住めるような所でありません。それだけに自然のままの森が広がっています。

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上の写真はそのような様子を示しています。

これら自然の森の様子と下の公園内の樹木との違いを楽しんで頂きたいと思い、下に公園の写真を示します。写真は2009年1月28日から30日にかけて撮りました。

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今日も皆様のご健康と平和をお祈り致します。

後藤和弘(藤山杜人)