米国のボランティア団体の「オペレーション・ブレッシング・インターナショナル」が大津波で漁船を流されてしまった三陸地方へ数多くの船を根気良く贈り続けているのです。
これはアメリカのチャレンジ精神です。
日本の漁師が再度、漁を始めるようにと言う「温かい気持ち」のこもった贈り物なのです。
やることがキメコマカイのです。
三陸の漁師が近海で使う小型の和船の設計図を貰い、アメリカのメイン州の船会社で作り、日本へ贈り続けているのです。
船外機をつけた1トン以下の小型な船を多数送ってきます。そうすれば海に出た漁師がまた魚を獲る気分になります。その後は漁協からの支援で大きな船を作れば良いのです。
今日の読売新聞32ページに下のような記事があります。そしてこの団体は大津波後から気仙沼市などで支援活動を始めたそうです。
今日の新聞では昨日、気仙沼市の本吉町の漁師達へ10隻の船外機つき近海用の和船を贈ったと報じてあります。下がその記事の写真です。
この記事には昨年9月と今年3月に本吉町へすでに計52隻もの小型漁船を寄付しているとも書いてあります。
そこでいろいろ検索してこの団体の今までの漁船の寄付先を少し調べてみました。
下の写真はその情報の一例です。先月の12日に南三陸町歌津の田の浦漁港へ8隻寄贈したという仙台市のテレビ局のニュースです。
この内容で重要なのは中古の小型船外機つきの漁船です。中古で小型にすれば、数多くの漁師に船が行きわたり、再出発の気分になることを考えた寄付行為なのです。
「人生ではチャレンジ精神が一番重要なのだ!」というメッセージが込められているのです。アメリカ人のきめ細かな寄付行為に頭が下がります。
寄付は金額も重要ですが、心のこもった道具を贈ることも大変重要だと教えてくれています。
FNN仙台放送「スーパーニュース」
2012年04月12日(木)
2012年4月12日(木)宮城県南三陸町歌津田の浦漁港漁港での中古和船8隻の寄贈に関するニュースが放映されました。
「南三陸町歌津の田の浦漁港には震災前、約100隻の小型漁船がありましたが、そのほとんどが津波で流されたり、破損しました。アメリカに本部を置くNGO団体は今日、漁業者を支援Sするため、船外機付きの中古の和船8隻を寄贈しました。寄贈式では応募者の中から選ばれた一人ひとりに、団体の日本支部長から贈呈書が手渡されました。これを受け、寄贈を受けた三浦清登さんが代表で、「これから少しずつだが漁をはじめて、復興をお返しに頑張りたいと思う」と決意を話しました。漁業者たちは受け取った船を早速海に浮かべ、エンジン音を響かせながら試運転していました。贈られた和船はいずれも0.5トン程の船で、主にウニやアワビ漁に活用するということです。試運転を終えた漁業者は「助かります」「海で生活しているからやっぱり再興な気分です」などと感想を話していました。NGO団体は、今後も船や養殖用の資材等を被災地に届けたいとしています。」
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それはそれとして、
今日も皆様のご健康と平和をお祈り致します。後藤和弘(藤山杜人)