今日は晴れ上がって、風もなくハイキング日和です。
車で五日市町を通り抜けて秋川沿いに檜原村の役場前を右に曲がって払沢の滝に行きました。駐車場から15分登って滝の写真を撮ってきました。新鮮な空気と清流の音がこだましています。ウグイスが美声で鳴いていました。
新緑のなかの払沢の滝の写真をお楽しみ下さい。
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なお檜原村の多数の滝の情報は、http://www16.ocn.ne.jp/~hinohara/taki.htmlにあります。
2011年3月11日から現在まで、福島原発から地下水へ漏れ込んだ放射能汚染水の総量は一体何十万トン、何百万トンになるのでしょうか?
この概算は簡単に計算出来ます。4つの原子炉を冷却するために注入した水の総量から回収した水の総量を差し引けば漏れ出した汚染水の総量が計算できるのです。
東京電力は注入水の総量と回収した水の総量を知っています。しかしそれは絶対に発表しない筈です。汚染水の一部が海に沁みだして、漁業に風評被害が起きるのが発表しない理由と主張するでしょう。しかし本当の理由は汚染水の完璧な回収が現在でも出来ていないからと推察されます。
その根拠は最近の新聞に汚染水貯蔵プールの底から汚染水が漏れているという記事に偶然にも書いてありました。それは、原子炉格納容器の入っている建屋から離れた発電棟の地下に地下水が出てきて汚染水が溜まるので、貯蔵プールへ送り、そのせいで貯蔵プールがいっぱいになるという文章を発見したのです。
この文章を素直に解釈すれば、「原子炉建屋で漏れた汚染水が地下水になり、発電棟の建屋の地下に溜まった」という意味になります。
もし沁みだす地下水が雨水なら汚染されていない筈ですから、そのままにして置けば良い筈です。
原子炉建屋から注入水を完全に回収できない状況は下の写真にある建屋の破壊の酷さから簡単に推定されます。
鳴り物入りでフランスから緊急輸入し循環冷却装置を使っても汚染水を完全に浄化出来ないのです。ですから完全な循環冷却が出来ないのです。
そこで新しい真水を加えて原子炉格納容器へ注入しているのです。そしてその一部が汚染地下水になって発電棟の地下室に溜まるのです。この疑いを晴らすような説明を東京電力をするべきです。
すなはち回収した汚染水の全てを浄化出来ないのです。ですから完璧な循環と冷却操作に失敗しているのです。完全循環冷却操作に成功していれば汚染水は増加しません。貯蔵プールも不要なのです。
東京電力は以下の3点を絶対に秘密にしています。
(1)毎日、何十トンの水を注入して、そのうち何十トンを回収しているか?
(2)回収している場所と漏れ出している場所は何処か?
(3)完全浄化と循環冷却操作に失敗している原因は何か?
福島原発の爆発からすでに丸2年経過しています。国民は冷静になっています。そろそろ本当の事を発表しても風評被害も起きません。
東京電力は一体、何を怖れているのでしょうか?
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)