先週の日曜日は長崎の国宝、大浦天主堂で短いお祈りをし、隣の建物でのコルベ神父様の特別展を見ました。
その上、昔のセミナリオでの踏絵やマリア観音像の展示を見て、往時の隠れキリシタン達の苦しみを想像してみました。
大浦天主堂のすぐ下にあるカトリック大浦教会も訪問し、お祈りをしました。
2日後は平戸のザビエル記念天主堂でもお祈りをしました。境内には平戸での殉教者の記念碑にもお祈りいたしました。
それは観光旅行でもあったのですが、短い巡礼の旅のようでした。
今日は2週間ぶりにカトリック小金井教会でのミサにあずかって来ました。旅先のお祈りも良いものですが、やはり自分の所属している教会では落ち着いてお祈りが出来ます。
午後からは近所の東京フリー・メソジスト小金井教会で開催された「チャペル・コンサート2013」に行きました。
武蔵野音楽大学卒の高木美江さんのしっとりした音質のソプラノ独唱が11曲ありました。流石にプロのソプラノ歌手だけあって教会堂に響きわたる美声で、丁寧な歌い方に感銘を覚えました。
ピアノ伴奏は新明美恵さんでした。堅いピアノリサイタルだけでなく、レストランやバーや大型客船で弾いているだけあって、誰でも気楽に楽しめるような伴奏ぶりで好感が持てました。
そして最後の「荒城の月」のピアノ独奏は圧巻でした。小原孝氏の芸術的深みのある編曲で、あの甘い「荒城の月」が荒れ狂う海のようになったり、静かな高原の湖のようになったり、その緩急自在な演奏ぶりには感動しました。琴やハープの音色も響くような、素晴らしい月夜が描き出されていました。
この教会の主任牧師様の宮川浩二師が最後の挨拶をなさって閉会になりました。
思いがけず質の高い生の音楽を聴いて幸せな日曜日でした。
下に東京フリー・メソジスト小金井教会の写真を示します。
・下の左は主任牧師様の宮川浩二師です。右は今日の音楽会のポスターです。
なおこの音楽会の詳細は、http://www.tokyofree.net/pdf/2013%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%9A%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%81%E3%83%A9%E3%82%B7.pdf をご覧ください。