後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

University of Washington の日本での同窓会のご案内です

2013年04月14日 | 日記・エッセイ・コラム

Univeresity of Washington, Madison School の日本での同窓会の幹事の上野和俊さんから次回の日本での同窓会のご案内がありましたので以下にご案内申し上げます。

同窓生の方々のご参加を期待し、盛会をお祈りしています。後藤和弘

*************2013年度UWマディソン日本同窓会回答用紙>*************

○ 527()までに下記にご記入の上このままメール返信あるいはファックスか郵送して下さい。

メールの場合:jvfa@ccy.ne.jp

ファックスの場合:0581-36-2359 ()イーアニマル 上野和俊 宛(電話0581-36-2358

郵送の場合:〒501-2122 岐阜県山県市藤倉527 上野和俊 宛

○ 2013622()のUWマディソン日本同窓会に

  出席します (  人)

  欠席します        

  お名前:

○ 本御案内が郵送かファクスで到着した方で今後の御案内をE-mailで受取っても良い方は E-mailアドレスをご記入下さい。    

   E-mailアドレス:

○ 以下、よろしければご記入下さい。

▽近況情報

UWマディソン日本同窓会に対する希望・要望など

▽同窓会に未登録の方をご存知でしたら、ご紹介ください。当方から問い合わせます。

   氏名、住所、連絡方法、専攻等を教えて頂けたら幸いです

○ 住所・勤務先等の変更

◎登録内容に変更のある方のみ、変更部分をお知らせ下さい。

自宅新住所:

自宅新電話番号:

自宅新FAX番号:

新勤務先:

勤務先新所在地:

勤務先新電話番号:

勤務先新FAX番号:

なお、本年は年会費をお支払いいただいた会員に名簿を発送します。発送は7月予定です。


公園の花々が一斉に咲き出しました

2013年04月14日 | 写真

春爛漫ですね。どこの公園へ行っても花壇の花々が鮮やかに咲いています。今週行った水元公園の花々の写真をお送り致します。お楽しみ頂ければ嬉しく存じます。

なお、アクセスやその他の詳細は、水元公園の新緑をお楽しみ下さい に御座います。

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・下に水元公園の広い湿地帯の風景もお送り致します。新緑も綺麗でした。

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もういなくなってしまったある共産主義者の思い出

2013年04月14日 | 日記・エッセイ・コラム

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この写真には右の方に登っている坂道の白いガードレールが写っています。すぐに舗装道路がつきて、荒れた山道が2kmほど続きます。

その道の先に20年以上独りで住んでいる人が居ます。

私の小屋の近所なので時々会います。彼は、いつもニコニコしていて、優しそうな老境の人です。

なにか気品があり背筋が通ったような雰囲気で、雑木林の中を独りでよく歩いています。出会うと私は山小屋の近所の出来事を少し聞きます。何でも知っていて農家の人々にも愛されている様子です。

北海道帝国大学を卒業してから共産党本部に務めていた共産主義者でした。

その彼が痴ほう症になり、遠方の病院に入ってしまってから1年以上経ちました。遠方の病院なのでもう会えません。

先日、山小屋に泊まった時、彼の事をあれこれ思い出しました。

それは4、5年前のある陽気が良い日のことでした。家内と泊りに行った時のことです。

夕方、小川のほとりで焚火をしてビールを飲んでいました。彼がタラの芽を持って寄ってくれました。椅子をすすめ話をします。

山に来たら、前歴や職業のことを聞くのは御法度です。ですから20年以上彼と交流がありましたが、何をしてきた人なのか一切分かりませんでした。

しかし聞いた訳ではありませんが、彼が自分の前歴を静かに話し出しました。ニコニコしながら、「私は共産主義者でした」と言います。

大正13年生まれ。都内の旧制中学、旧制高校を卒業後、山岳部のある北海道帝国大学へ進みます。中学時代から山岳部でクラシック登山をしていたので山岳部のある大学を選んだのです。その大学で共産主義に出合ったそうです。

純粋で、ロマンチストの彼は乾いた紙が水を吸うようにすっかり共産主義を吸いこんでしまったのです。戦争中のことだったそうです。

戦後すぐに卒業し、代々木の本部で働だしたそうです。

徳田球一さんや、野坂参三さんや、志賀さんなどの部下として働いたのです。この3人の性格の違いを分かりやすく話してくれました。

それからソ連の共産党や中国の共産党の話も興味が尽きませんでした。共産党は代々木に現在も本部があります。差しさわりのありそうな事は聞かないように、話題をこちらから変えました。

彼はある帝国大学の学生時代に下宿していた家のお嬢さんと結婚します。娘が2人できました。しかし官憲の取り締まりが奥さんの親族全てに及ぶのを見て、離婚を決意します。「主義者」が親類に一人でも居ると一族が酷い目に会う時代だったのです。

私は1980年以降にソ連や中国の学者の訪問を受けたことがしばしばありました。そのたびに公安警察の人が来て見張っています。話し合ったこともあります。公安の人は皆紳士的で立派な人が多いと思いました。その話を彼にしましたところ、「それは時代が違い過ぎますね」と笑っています。

フッと気が付くと周りの林に夕闇がせまっています。足元が暗くなると危ないので、家内とともに彼を小川の渡り場の所まで送って行きました。「またお会いしましょう!」と言って別れました。小川の向こうの雑木林の中に彼の後ろ姿が次第に小さくなって行きます。振り返って見ると、私の小屋へ帰る道だけがほの白く見えます。情熱的に過ごした彼の夢多い人生も静かになりました。雑木林の中に悠々自適の境地です。それが彼と長い話をした最後になりました。

今回も彼のことが懐かしくて丘の上の白樺林の中の別荘を見に行きました。人気の無い彼のログハウス風の別荘が冷たく静まり返っているだけでした。

彼の別荘にはよく遊びに行ったので一層淋しく感じます

痴ほう症とは亡くなるわけではありませんが、何故かとてつもない遠くに行ってしまったような感じです。残念です。淋しなりました。(終わり)


キリスト教徒は何を信じているのか?・・・具体的に書きました

2013年04月14日 | 日記・エッセイ・コラム

宗教があるために世界で戦争が絶えません。鰯の頭も信心からとも言います。だから宗教なんか無いほうが良いのです。そう言う人々が多いのも事実です。

私はそういう方々も尊敬しています。

ところが一方で、キリスト教のことをブログに書くと、好意的なコメントを下さる方々もいらっしゃいます。

宗教を信じたり、あるいは宗教は重要だと考えたりするのは全くの個人の自由です。

私はカトリックですが、イスラム教でも仏教でも宗教を信じている人々に親近感があります。

今日は日曜日なのでキリスト教のことを書くことにいたしました。

そこで、カトリックの信者は、具体的に何をどのように信じているのか?と、いう問題を分かりやすく書いてみたいと思います。

その事を知識としてご紹介しているだけで、信じて下さいというお願いをしているわけでは有りません。そのような気持ちは毛頭ありません。

それでは具体的に信仰の宣言の言葉を以下にご紹介いたします:

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天地の創造主、全能の、神である父を信じます。

父のひとり子、おとめマリアから生まれ、苦しみを受けて葬られ、

死者のうちから復活して、父の右におられる主イエス・キリストを信じます。

聖霊を信じ、聖いなる普遍の教会、聖徒の交わり、罪のゆるし、からだの復活、

永遠の命を信じます。(終わり)

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上の信仰宣言は洗礼の時も、日曜日毎のカトリックのミサの時にも、必ず声を出して唱える文章です。

科学的には信じられない部分も多いのですが、具体的に、そして平易に説明すると以下のようになります。

全宇宙を創った、全知、全能の一人の神様の存在を信じています。

この神様のただ一人の子供であるキリストは、処女であったマリアから生まれました。

「苦しみを受けて葬られ」という句は次の一連の事件を圧縮して表現したものです。

成人したキリストは、後に新約聖書になったような新しい内容の信仰を人々に勧めました。その結果、反対派の律法学者の一群によって捕えられ、ローマ総督のピラトの裁判にかけられました。そして磔の刑を受けて、屍は横穴に葬られました。この流れが、「苦しみを受けて葬られ」という句の意味です。

ところが死んだ筈のイエスが3日後に、起き上がり歩いて立ち去りました。そして弟子たちの前に現れた後に、天に上がって、神様の右の座に座っています。そのようなイエス様の存在を信じています。

神聖な霊、ローマ法王傘下の全ての教会、聖徒の交わり、罪のゆるし、自分の死後に体が復活し生き返ることを信じています。従って自分の命も永遠の命なのだと信じています。(終わり)

荒唐無稽だ。バカバカしいと無視するより、これを信じようとしている人が世界中に何億人もいるという事実があります。その事実をを考慮に入れるほうが、人間の本質を理解する上で重要なことではないでしょうか?

最後に簡単なコメントを追加します。

最初の一行は、イスラム教もユダヤ教も同じです。キリストの誕生のくだりからキリスト教独自の内容になります。

カトリックでは肉体の復活を非常に重要視しますが、プロテスタント諸派は重要視しない宗派が多いです。プロテスタント諸派は科学的に不合理な部分はなるべく重要視しない傾向があります。しかし科学的合理性と宗教の信仰はまったく別世界のものです。それを一緒にしようとすれば矛盾も起きますし、宗教的な深遠さも無くなります。

仏教の教えも科学的合理性が無いからこそ魅力的な宗教なのだと思います。密教や修験道の奥深さもその神秘性によっているのではないかと思います。(終わり)

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)

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下に近所の府中市あるカトリックの墓地の写真を示します。

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上の写真10枚は日本へ来て、日本で死んだ外国人の神父、修道士、シスター、神学生たちの墓です。彼らは一旦故郷を出ると、一生に一度か二度しか帰りません。いや、一度も帰ららない人もいます。キリストのことを日本人へ根気良く話して聞かせて終わるのです。

聞いてる人の幸せだけを願っているのです。勿論、終生独身を通します。

独身だから子供が居ないので、墓を作れません。墓は修道会や教会が作るのです。

上から2番目写真の左の木の十字架は私どもがお世話になったヨゼフ・ムニ神父様のお墓です。粗末な木の十字架の墓です。誰かは分かりませんが、お世話になった日本人が作ったに違いありません。毎日誰かが花を供えに来るようです。彼の故郷はアメリカのボストンです。家族は来ません。

一生、日本人のために働いて、日本人が墓を作り、花を供えるのです。

外国でその国の人々のために働き、その地の墓に眠る。そんな人生もあって良いと思います。