後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

多摩市にある明治天皇記念館のご紹介

2013年04月27日 | 日記・エッセイ・コラム

いつも良い時代になったと感心します。東京都の公園整備の予算が潤沢で、何処の公園も実に緑豊かに素晴らし整備ぶりです。都立公園は23区内に39、そして多摩地区に27、合計66ケ所もあります。その他、都立庭園や動物園、植物園、海上公園などを合計すると100ケ所以上になります。ついでに言えば公園が良く整備されているのは東京都に限りません。全国何処に旅をしても綺麗に整備された公園が多いものです。敗戦の荒廃から65年。日本もここまで豊かになったのです。感慨無量です。

今日は、先日の記事、多摩市連光寺にある新緑の都立桜ヶ丘公園へご案内いたします でご紹介した都立桜ケ丘公園にある、明治天皇記念館(正式名称は、旧多摩聖跡記念館)をご紹介いたします。

中には明治天皇の騎馬像と幕末から明治にかけての志士や政治家の書や手紙が展示してあります。

この公園一帯へは明治天皇がたびたび兎狩りに来られた所で、明治時代の名所のようなものだったそうです。

下の写真の明治天皇を偲ぶ建物は昭和5年、1930年に建てられた西洋館で、多摩市の指定有形文化財になっています。

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そして館内には明治天皇の騎馬像があります。

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・上の写真は明治天皇も訪れた対鷗荘の写真です。下に詳しいことが書いてあります。

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下はこの明治天皇記念館の周りの風景です。

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館内を見ていると明治時代の雰囲気が分かります。それにしても明治は遠うくなったのもです。(終わり)


誇り高い日本人のいろいろ・・・日本民族の誇りとは?

2013年04月27日 | 日記・エッセイ・コラム

最近、日本人は誇りを持つべきだという議論が多くなってきました。

世の中が少し右傾化してきたからかも知れません。

しかし何を今更そんな議論をするのかと感じています。

私は1960年にアメリカへ留学したのがきっかけで日本人としての誇りを強烈に持つようになりました。

その誇りを口に出して、日本の自慢をしないことが鉄則です。それをしない限り、アメリカ人は誇りを持っている人を助けます。親切にします。尊敬してくれます。

外国でうまく生活するためには「誇り高い人間」にならなければいけません。少なくとも私はそう信じています。

それでは日本人は何故、日本を誇りに思うのでしょうか?

その理由は人それぞれ違うのが普通です。

ある人は日本が大東亜戦争をして欧米の植民地だったアジア諸国を解放したから、その事を誇りに思っています。

経済成長が出来たことを誇りに思っている人もいます。

民主国家として人々が比較的豊かに暮らしていることを誇りに思っている人もいます。

あるいは日本の芸術や学問研究のレベルが高いことを誇りに思っている人もいます。

そして上に挙げた全てを理由にしている人もいます。

さて私について言えば、2つの理由で日本を強く誇りに思っています。

(1)隠れキリシタンが250年もの江戸幕府の弾圧にもかかわらず信仰を守り通したことを誇りに思います。日本人の誠実さ、勇気、不撓不屈の精神を」誇りに思っています。

(2)1945年の徹底的な敗戦にもかかわらず大きな経済成長をし、日本人の学問研究や芸術が世界的にも一流になったことを誇りに思っています。

さて、日本人としての誇りを持っている人は外国人の誇りも理解出来るはずです。外国人の誇りを尊重すれば、その日本人も尊敬されるのです。助けてくれます。

外国に住んだことがある人には誇りの重要さが理解出来るのです。

さて最後に誇りに関して一番重要な事を書きます。

それは自分の誇りの理由を言ったり、宣伝しないことです。それを言ってしまってはお終いなのです。

今日は私の誇りの理由を書きましたが、現在は老境にいるので差しさわりが少ないと信じています。

しかし「あなたは何故日本を誇り思っていますか?」、と聞かれたら、私は理由は分かりませんが日本が好きなのだからですと答えます。

それが私の何時もの答え方です。

下の写真のように氷川丸の丸窓から遥かに見える横浜の街が好きなのです。そして全国の地方、地方の風景が好きなのです。好きになるには理由は要りません。

日本を誇りに思う理由を議論してはいけません。つねづねそう思っています。

それはそれとして、

今日も皆様ごの健康と平和をお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人)

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