今日は寒の入りです。小寒、大寒と続き間なく2月3日が節分で4日が立春です。
立春が過ぎれば梅が満開になり菜の花も咲きます。
そこで4年ほど前に東京の浜離宮で撮った菜の花畑の写真を思い出しました。
その3枚の写真をお送り致します。撮影は2011年3月10、奇しくも大震災の前の日でした。
東日本大震災の復興はまだまだですが、少しずつ復興が進んでいます。
そこで菜の花にまつわる二つの私の追憶をお送りしたいと思います。
幼少の頃の第二次世界戦争の間のことです。仙台市の自宅の庭には父が植えた菜の花に蝶が飛んでいました。春の暖い陽射しが蝶の白い羽根にあたり、キラキラしていました。そんな風景が心に焼き付いています。
短気で厳しかった父でしたが、草花へは根気が続き、庭には毎年、四季折々花が絶えませんでした。春になると一番先に菜の花と水仙が咲いていた庭を思い出します。空襲もあり、苦しい戦争中でしたが、我が家の庭だけは平和でした。1943年前後の楽しい追憶です。
そしてそれからずうっと後になって、1974年にドイツを独り旅をしていた時の思い出です。薄暗い列車のコンパートメントの窓から、低い雲に覆われた野や林を見て居ました。
春先でまだ冬の様な光景が淋しく延々と広がっているのです。列車が暗い憂鬱な針葉樹の林を抜けると、突然一面に菜の花畑が広がっていたのです。アッと息を呑んでしまいました。その花畑は明るい黄色で輝いています。中空に浮いているようにも見えます。
菜の花畑が暗い憂鬱な北国の冬を一気に吹き飛ばしているのです。感動しました。あの一面の菜の花畑の光景はこうしてキーボードを叩いている私の心に鮮烈に蘇っているのです。春の到来を告げる感動的な情景でした。当時のドイツでへの出張の緊張と苦しさが少し和らいだような気分になったことが忘れられません。
今年も、3月なれば浜離宮の菜の花畑が咲く季節になります。菜の花の満開が待ち遠しいです。
立春が過ぎれば梅が満開になり菜の花も咲きます。
そこで4年ほど前に東京の浜離宮で撮った菜の花畑の写真を思い出しました。
その3枚の写真をお送り致します。撮影は2011年3月10、奇しくも大震災の前の日でした。
東日本大震災の復興はまだまだですが、少しずつ復興が進んでいます。
そこで菜の花にまつわる二つの私の追憶をお送りしたいと思います。
幼少の頃の第二次世界戦争の間のことです。仙台市の自宅の庭には父が植えた菜の花に蝶が飛んでいました。春の暖い陽射しが蝶の白い羽根にあたり、キラキラしていました。そんな風景が心に焼き付いています。
短気で厳しかった父でしたが、草花へは根気が続き、庭には毎年、四季折々花が絶えませんでした。春になると一番先に菜の花と水仙が咲いていた庭を思い出します。空襲もあり、苦しい戦争中でしたが、我が家の庭だけは平和でした。1943年前後の楽しい追憶です。
そしてそれからずうっと後になって、1974年にドイツを独り旅をしていた時の思い出です。薄暗い列車のコンパートメントの窓から、低い雲に覆われた野や林を見て居ました。
春先でまだ冬の様な光景が淋しく延々と広がっているのです。列車が暗い憂鬱な針葉樹の林を抜けると、突然一面に菜の花畑が広がっていたのです。アッと息を呑んでしまいました。その花畑は明るい黄色で輝いています。中空に浮いているようにも見えます。
菜の花畑が暗い憂鬱な北国の冬を一気に吹き飛ばしているのです。感動しました。あの一面の菜の花畑の光景はこうしてキーボードを叩いている私の心に鮮烈に蘇っているのです。春の到来を告げる感動的な情景でした。当時のドイツでへの出張の緊張と苦しさが少し和らいだような気分になったことが忘れられません。
今年も、3月なれば浜離宮の菜の花畑が咲く季節になります。菜の花の満開が待ち遠しいです。