後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

東京都で一番大きな梅林、裏高尾の木下沢梅林の写真

2016年02月25日 | 写真
東京の市街地で一番大きな梅林は1100本の梅が咲く府中の郷土の森博物館公園の梅林と言われています。しかし市街地でない山地まで考えると裏高尾にある「木下沢(こげさわ)梅林」ではないでしょうか?
梅の木は1400本と多い上に山の斜面に広がっているので雄大な梅林のような景観です。
ただ山の中なので抹茶の席もありませんし琴の演奏もありません。
本当に静かな所です。昨日、写真を撮りに行ったら裏山から降りて来た猿たちが音も無く梅林の中を走り回っていました。野生なので近づこうとするとすぐに裏山へ逃げて行きます。
1番目と2番目の写真は昨日撮って来た写真です。昨日は曇り日でしたのっで晴天の時の写真を他からお借りして3番目から6番目までの4枚の写真で示します。
7番目と8番目の写真は昨日撮った写真です。
3番目から6番目までの4枚の写真の出典は、http://mttakaomagazine.com/archives/1701 です。尚、「木下沢(こげさわ)梅林」は旧甲州街道の奥にありますのでバスの便をこのURLでよく調べてからお出掛け下さい。
この裏高尾の旧甲州街道沿いには梅林が多く、「高尾梅郷梅まつり」も行われています。その一番奥にあるのが「木下沢(こげさわ)梅林」です。1,400本もの紅梅・白梅がひときわ美しく咲き誇っています。
写真をお楽しみ頂ければ嬉しく存じます。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人)















現在は復活祭の前の四旬節・・・欧米文化の背景をしみじみ考える季節

2016年02月25日 | 日記・エッセイ・コラム
欧米の人々は無宗教の人もいますが多くの人はキリスト教が好きです。洗礼を受けて信者になっている人も多いのです。
ですから欧米の文化の背景にはキリスト教があると言えます。
政治の世界でも当然、キリスト教の影響を受けます。
最近、アメリカの大統領の候補として有力なトランプ氏をローマ法王が非難しました。
一方トランプ氏はアメリカのプロテスタント諸宗派の支持を得る為に私はクリスチャンであると言明しています。賢明な彼はカトリックなのか、あるいはアメリカのプロテスタントのどの宗派の信者なのか言明しません。
このように欧米の政治の世界でもキリスト教の影響が大きいのです。
それではキリスト教とはどのような宗教なのでしょうか?
キリスト教に関する本は日本でも沢山出版されています。
本を読んで理解するのも良いですが、今日はキリスト教理解の助けになるように私の体験を書いて見ます。
特に現在は復活祭の前の四旬節なので大変お世話になった2人の神父さまのことをしみじみ思い出す季節です。その2人とは亡き 塚本金明神父さまとヨゼフ・ムニ神父さまのことです。
私ども夫婦は1971年に塚本神父様から洗礼を受けたのです。塚本神父さまは1954年から1976年までカトリック立川教会の初代主任司祭をされた方です。
ローマ法王ヨハネ・パウロ2世の訪日に合わせて東京で開催された「大バチカン展」の責任者もした方でした。
ムニ神父さまは1975年から1993年までカトリック小金井教会の初代主任司祭をされた方で、私どもは1975年から1988年までの13年間大変お世話になった神父さまでした。
1番目の写真は府中のカトリック墓地にあるカトリック東京大司教区の神父様たちのお墓です。数十名の神父様たちの名前が刻んであります。塚本金明神父のところには1919年生まれ、1991年帰天と刻んであります。

2番目の写真はヨゼフ・ムニ神父さまのお墓です。1924年生まれ、1988年帰天です。

ムニ神父様はアメリカのある修道会に所属していたのですが日本では終生日本の司教区の主任司祭として四日市や東京で働いていたのです。
なお塚本金明神父さまとヨゼフ・ムニ神父さまについて検索して出て来た情報を 少し添付しておきます。
1)「カトリック教会で働いている神父(1)塚本金明神父の思い出」
http://blog.goo.ne.jp/yamansi-satoyama/d/20101003
2)KOJI SHIWAのブログ、http://shiwakoji.wordpress.com/2012/12/page/3/
3)「遠い外国に眠る人々の墓」、http://blog.goo.ne.jp/yamansi-satoyama/d/20080424
4)「ムニ神父様を偲んで」:http://www4.cty-net.ne.jp/~johnmary/ribero217.htm

ムニ神父さまは四日市市で長く主任司祭をされていました。そこでのムニ神父様のご活躍はすばらしいものでした。
昭和34年9月27日に伊勢湾台風でありました。司祭館並びに御聖堂は滅茶苦茶にやられてしまったのです。しかしムニ神父さまはすぐに教会を再建したのです。
詳しいことは省略しますが、私はこの2人の神父さまの考え方や行動を知って欧米人に親近感を持ったのです。
欧米人の個人としての苦しみや悲しみが判ったのです。その後で西洋の文学作品を読むとキリスト教の影響を感じる作品も少なくないことに気がついたのです。絵画・彫刻などの美術、音楽などもキリスト教の影響を受けています。
文学作品によく謝肉祭や四旬節や復活祭(イースター)のことが出て来ますがそのような言葉から欧米人がどのような想いを抱くかが分かったのです。
そして話をトランプ氏のことにもどします。
私共が非常に親しみを感じているフランシスコ法王がトランプ氏をキリスト教徒ではないと言って大統領選挙に干渉したのです。ローマ法王は神ではありません。人間として間違いをするかも知れません。
私は政教分離の原則から考えるとフランシスコ法王が間違ったと書きました。そうしたらある読者の方から。「あなたは本当にカトリックなのですか?」という一行だけのコメントを頂きました。私は返答に困り返事ができません。
アメリカのカトリック信者もローマ法王の発言で悩んでいると直感出来ます。
ローマ法王の言葉にしたがってトランプ氏に投票しない信者が多いかも知れません。
もしそうなれば、キリスト教がアメリカの政治に影響を与えたことになります。
そんなことを考えている今日この頃です。さて挿絵がわりにもう3枚の鎌倉や森戸海岸の風景写真を追加いたします。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人)