後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「富士山、菜の花、相模湾の海の写真」

2016年03月06日 | 写真
3月2日に伊豆の河津桜を見に行ったとき撮った富士山や菜の花や海の写真です。伊豆は暖かい土地なので一足先に春が来たようでした。
写真から春の雰囲気をお楽しみ頂けたら嬉しく思います。









中庸で穏健な日本人の 宗教との関係は素晴らしい

2016年03月06日 | 日記・エッセイ・コラム
今日は日曜日です。毎週、日曜日には宗教に関する簡単な記事を書いています。
私は宗教が好きです。ですから日本人と宗教のかかわりをいろいろな角度から考えています。
結論を先に書けば、日本人の宗教との関係は中庸で穏健なので大変素晴らしいと思っています。
日本では非常に自由に考えられています。無宗教もよい、仏教も神道もよい、そしてキリスト教もよい。これが日本の宗教の風景なのです。
日本には科学的、合理的に考える人が多いので無宗教の人が半数以上いるようです。しかし人々は優しく、清潔で、住みやすい国です。ですから私は無宗教でも良いと思っています。

仏教も良いものです。特に鎌倉時代以後に出来た禅宗系の宗派が好きです。祖父が曹洞宗のお寺の住職をしていたので、幼少のころから観音経や般若心経を唱えていました。本堂の祭壇の裏ではよく遊んだものです。
神道もなじみ深いものです。元朝参りによく行ったものです。そして広々とした神社の境内は子供の頃の遊び場でした。
そしてキリスト教も良いものです。中年になってからカトリックの洗礼を受けました。家内も一緒に受けました。それ以来45年以上、毎週、日曜日は一緒にミサに行きます。
カトリックになってから仏教や神道のこと、そして全ての宗教のことが理解できるようになりました。愚かな私は、すべての物事を比較して考えないと理解出来ないのです。
例えば仏教とキリスト教は世界宗教という点で共通しています。神道は道教やヒンズー教と同じように一つの民族だけの「民族宗教」です。

世界宗教とはどんな国の人々にも国籍に関係なく納得出来る教えが中心になっています。仏教の教えの、「この世ははかない。栄枯盛衰は世のならい」という教えは全ての人類に共感される教えです。このような教えはカトリックにもあります。
仏教には神が出て来ません。しかし、お釈迦さまを神のように尊敬すればよいのです。そういう信仰も人それぞれで良いと思います。
ついでに説明すればユダヤ教徒だったイエス様が、この民族宗教を根底から変革して国籍に関係なく全ての人々が納得するような教えに変えたのです。
新約聖書によく登場するサマリヤ人とは全ての外国人を意味すると考えると、いかにイエス様が外国人を大切にし、愛したかがご理解出来ると思います。

下にこの記事の挿絵代わりに北海道のトラピスト修道院の写真を示します。
修道院は東南アジアに普及している上座仏教(小乗仏教)の僧院と比較すると大変似ています。
こんなことを考えると宗教の違いによる対立や戦争が如何にバカバカしいものかが実感できます。ですからこそ一つの宗派だけを狂信することが大変危険なのです。
宗教を信じる時は、絶対に狂信的になってはいけないのです。
そんなことを考えて今日もこれから日曜日のミサに行ってきます。今日は復活祭の前の四旬節の第四主日です。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)
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挿絵代わりの北海道のトラピスト修道院の写真は4年前の6月に撮りました。
詳しくは、「北海道の生活の厳しさと雄大な自然(1)トラピスト修道院の自給自足の厳しさ」をご覧ください。記事は6月21日、http://blog.goo.ne.jp/yamansi-satoyama に掲載されています。