いよいよ暑い夏です。日本人は夏の暑さに負けずにこの季節を楽しく過ごします。全国のあちこちで納涼祭りや夜店や灯篭流し、そして盆踴りが行われます。夏の風物詩です。詩情豊かな夏の文化です。
今日はこの夏の風物詩を私が撮った写真とともにお送り致します。
まず始めは我が町、小金井の納涼祭りと夜店の写真をお送り致します。
1番目の写真は小金井の駅前広場の納涼祭りの様子です。以前の納涼祭りはコロナ禍で中止していましたが今年は復活するようです。
2番目の写真は小金井の納涼祭りに浮かれる子供達の様子です。
3番目の写真は夜店の風船吊りに夢中になっている子供達の様子です。
毎年、毎年、子共たちが何処からともなく沢山集まって嬉々として楽しんでいます。
昔は裏の京王商店街に酒屋があり、肉屋、お茶屋、本屋、電気屋、蕎麦屋、2軒の寿司屋、中華そばや、錠前屋、クリーニング屋がありました。そして道端では魚の浜焼き屋や軽トラでやって来る焼き鳥屋までありました。銀行の駐車場にビアガーデン・小さな舞台が設けられ大勢の人々で賑わったものでした。
それが経済の高度成長と、その崩壊とともに、一つ一つと店を閉めて行き、気がついた時には八百屋だけになってしまいました。栄枯盛衰です。
そんな騒がしい納涼祭りとは別に静かな行事があります。
灯篭流しや精霊流しです。亡くなった先祖を想い故人の冥福を祈ります。
亡くなった人々があの世から暗い水面をゆらゆら揺れて流れてていく灯を見て慰められるのです。日本の夏の美しい風物詩です。写真で示します。
4番目の写真は流れて行く灯篭の写真です。
5番目の写真は暗い川面を流れる灯篭の群れです。4番目と5番目の写真は灯篭流しと精霊流しの画像検索によって見つけた写真を転載しました。
長崎と佐賀県の一部では精霊船を町中を引いて海辺に運んで海に流します。
多くの日本人の心の中には灯篭流しの光景が焼き付いています。
あの世の親や親戚の人々、恩人や友人を偲び、その魂を慰めるのです。
そして、さだまさしさんが歌っている精霊流しの歌を思い出します。
さだまさしの精霊流しの歌と動画は:http://www.youtube.com/watch?v=tUyWnuYvdBc にあります。
灯篭流しは美しい風習で、インドやタイなどの東南アジアの水辺には同じような灯篭流しがあるそうです。
最後に富山県の「おわら風の盆」を写真を示します。
6番目の写真は富山市八尾町の「おわら風の盆」の拡大写真です。
写真は富山市の観光ホームページ(http://visit-toyama.com/jp/entry.php?nid=20001)からお借りしました。
7番目の写真は富山市八尾町の「風の盆」の全体の様子です。
盆踊りは元来、帰ってきた先祖の霊魂を慰めるために始まったといいます。
数年前に見た八尾町の「風の盆」は非常に静かで優雅でした。珍しい胡弓の音色に哀調さえ感じます。帰ってきた先祖の霊魂を慰めようとする踊り手の気持ちが心に伝わります。
今日は納涼祭りや夜店や灯篭流し、そして盆踴りの光景をまとめて簡略にご紹介致しました。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)