後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「川物語(1)北上川と宮沢賢治」

2023年07月15日 | 日記・エッセイ・コラム
日本の自然の美しさにとって川の流れの風景は重要なものです。いろいろな流れの光景が自然の美しさを引き立てています。そんな風景を求めて私はあちこちへ旅をします。
そんな旅で感動した川の風景を連載としてお送り致します。そしてその川にまつわる物語をお送りいたします。
連載の第一回目の今日は北上川の風景とその川のそばに住んでいた宮沢賢治です。
岩手県へは何度も旅しました。北上川の風景が大好きなのです。そして宮沢賢治や石川啄木の故郷だからです。柳田国夫の訪れた土地です。私の心の中では北上川の風景と文学作品が渾然一体になっています。それでは盛岡や岩手の平野を流れる北上川の風景写真をお送りいたします。

ここに示した写真は「北上川の風景写真」を検索してインターネットにある多くの写真から選びました。
さて宮沢賢治は北上川が流れている花巻で生まれました。1896年(明治29年)生まれ 1933年(昭和8年)に亡くなりました。
私共の旅では賢治の作品を初めて出版した盛岡市の光原社も訪問しました。そして賢治がよく行った小岩井牧場に行き、その後で花巻市の羅須地人協会を訪ねました。 写真を示します。
5番目の写真は北上川の岸にある盛岡の光原社です。光原社の創業者は宮沢賢治と親交があり賢治の「注文の多い料理店」を出版しました。
6番目の写真は賢治がよく遊んだ盛岡の郊外の小岩井牧場です。

賢治は北上川の岸辺をよく歩き岸辺を「イギリス海岸」と呼んでいました。そして38歳で亡くなるまでの短い人生で悲しい美しい物語を沢山書きました。
作品には「銀河鉄道の夜」、「よだかの星」、「ポラーノの広場」、「オッペルと象」、「風の又三郎」、「北守将軍と三人兄弟の医者」、「グスコーブドリの伝記」、「銀河鉄道の夜」、そして「セロ弾きのゴーシュ」などがあります。

今日は北上川の風景写真をご紹介致しました。そして北上川のそばに住んでいた宮沢賢治の作品を簡略にご紹介致しました。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)