最近各地の夏祭りの写真をご紹介致してきました。その調査を広げて外国の様子も調べ昨日は「韓国の夜祭りの写真」 をご紹介致しました。
今日はとても摩訶不思議な中国の灯籠祭りをご紹介致します。
それは上海市にある有名な中国庭園「豫園」で開催される灯籠祭りです。
さっそく写真をお送り致します。写真の出典は、

1番目の写真は我が家も大豊作でありますように 祈る灯篭の造形です。
ちょっと見えにくいですが、應龍の奥に見える、翼を持った鯉は「文鳐」です。現れるとその年の作物は大豊作になるとされ、縁起のよい生き物です。
さて豫園の灯籠祭りは、毎年、旧正月に合わせて開催されており、まさに上海の旧正月の風物詩です。この祭りのテーマは毎年変わります。2023年のテーマは、中国の神話《山海経》の世界でした。

2番目の写真はかわいいけどなんだかよくわからない生き物 です。

3番目の写真は翼のある龍「應龍」です。翼のある龍は、山海経では「應龍」と呼ばれ、中国の古代神話に登場する黄帝(中国の始祖とされる)が、戦神である蚩尤と戦った際に黄帝を助け、その勝利に1役買ったと言われていす。

4番目の写真は虎 です。
この灯篭祭りには動物だけでなく、摩訶不思議な植物を模した灯籠もあります。食虫植物という感じのあやしげな植物から、かわいい見た目をした植物まで様々です。
豫園を飾る数々の灯籠が辺りを煌々と照らす様はとても幻想的で、なんだか不思議な世界に迷い込んだような気になるそうです。
これは中国人の奇想天外な想像力のたまものです。日本人には無い不思議な想像力です。中国文化の奥深い不思議な世界です。
今日は摩訶不思議な生き物が彩る中国の灯籠祭りをご紹介致しました。日本には無い、ミステリアスな祭りの光景です。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたしす。後藤和弘(藤山杜人)