後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「夏祭りいろいろ(8)函館大火と函館港祭りの写真」

2023年07月08日 | 写真
今年の函館港祭りの開催日は8月1日 から 5日までです。詳しくは、http://www.hakodate-minatomatsuri.org/ をご覧下さい。

・・・「函館港まつり」は、昭和9年未曾有の大火に襲われ、大変な痛手を受けたことが契機となっています。
大火から約1年を経て、日本全国ばかりか海外からも寄せられた膨大な義援金を基に住宅や施設が供給され、人身は落ち着きを取り戻しはじめました。
そこで、市民の心を更に盛り上げようという当時の海運業組合長、谷徳太郎の意見を受け、「開港記念日」を制定する案が浮上し、これに合わせて祭りを盛大に行い、市民の慰安と気分一新を図ろうと、当時の市長であった坂本森一が筆頭となり第1回函館港祭りが開催されました。・・・以下省略


「夏祭りいろいろ(7)日本文化と札幌YOSAKOIソーラン祭り」

2023年07月08日 | 日記・エッセイ・コラム
夏祭りいろいろを続けて7回も書いていると家内が止めたほうが良いと言います。しかし文化人類学を趣味にしている私にとってこんな面白いテーマはありません。日本文化の素晴らしさや優雅さがある一方で軽薄さやお手軽さがあるのです。前者の代表は富山県の「おわら風の盆」であり後者の代表は今日の「札幌YOSAKOIソーラン祭り」です。
なにせ北海道大学の学生が高知の「よさこい祭り」を真似して1992年に始めたのです。その高知の「よさこい祭り」は終戦後に地域活性化のために始めたものです。伝統も優雅さもありません。しかし楽しい踴りです。しかつめらしく理屈をこねる前に北海道らしいし新しい個性的な文化を作っているのです。
YOSAKOIソーラン祭りは、高知県の「よさこい祭り」の「鳴子」と北海道の民謡「ソーラン節」をミックスして誕生しいているのです。
踊り子は個性的に色とりどりの衣装を身にまとい、ソーラン節に合わせて札幌の大通公園を舞台に踴ります。1992年に始まって現在は約280チーム28000人の参加者と約200万人の観客が集う北海道の祭りへと成長しました。
それでは写真を示します。
これらの写真が示すように踊り子は自由にそれぞれの衣装をつけています。踴りの所作も高知のよさこい踊りに忠実ではありません。それでYOSAKOIソーラン祭りと書いたのでしょう。
日本はよく外国の文化を輸入してそれを自由に変えます。節操が無いと言いますが、それこそが日本の強みです。明治維新以来、日本の急成長の原動力になったのです。
札幌YOSAKOIソーラン祭りはそんなことを連想させます。

今日は札幌YOSAKOIソーラン祭りをご紹介致しました。そしてそれは日本文化の特徴を表していると書きました。 日本文化の強みと弱みを表しているのです。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたしす。後藤和弘(藤山杜人)