クリスマスが近づくと花屋さんの店先には真っ赤なポインセチアやシクラメンや色とりどりのパンジーが華やかに並びます。
この季節の野山は寒すぎて花々がありません。どうしても栽培種の花々を求めて花屋さんへ行きます。
特にポインセチアはクリスマスの花のように思っている人も多いようです。
1番目の写真はポインセチアの花です。写真の出典は、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%83%81%E3%82%A2 です。
クリスマスが近くなると花屋さんに鉢物が出回ることから「クリスマスフラワー」とも呼ばれています。
そしてクリスマスと言えばヒイラギがあります。
2番目の写真はヒイラギの写真です。写真の出典は、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%82%AE です。
ヒイラギ(柊・疼木)はモクセイ科の常緑樹です。葉の縁の刺に触るとヒリヒリと痛むことから、「ヒリヒリと痛む」という古語の動詞が名前になったそうです。
クリスマスの花と決まったものではないようです。
クリスマスの頃のカトリック教会では白いユリの花を飾ります。マリアさまへ捧げるのでしょう。
そしてクリスマスと言えばモミの木が欠かせません。昔は山から切り出して来たそうですが最近では花屋さんで売っています。緑あざやかなプラスチックで出来ているものも並んでいます。
そんな光景を見ると、嗚呼。今年もクリスマスがやって来るのだなと、時の流れの速さに驚きます。
そしてクリスマスの後は楽しいお正月です。
お正月には松と竹で門松を飾ります。床の間には梅の花も活けます。
ですから松竹梅はお正月には欠かせません。
そして活け花によく使う花に南天センリョウやマンリョウの実があります。
3番目の写真はセンリョウの写真です。写真の出典は、 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%A7%E3%82%A6 です。
センリョウ(仙蓼/千両)は冬に赤い果実をつけ美しいので栽培され、特に名前がめでたいのでマンリョウ(万両)などとともに正月の縁起物とされています。
クリスマスやお正月の季節には野山に花が絶える季節ですが、水仙だけは別で、12月になると一斉に咲き出します。
そのような場所はスイセンの名所として全国にあります。あまりにも数が多いので、「全国 水仙の名所 一覧表」のURLのみを以下に示します。それは、http://hananomeisyo.sakura.ne.jp/suisen-meisyo.htm です。
水仙と言えばまず日本古来の「日本水仙」があります。雪の舞う季節に力強く咲く白い花はなんとも印象的なものです。
水仙の名所を見ると、なぜか海辺に多く、海の背景がよく似合う花でもあります。
私共が何度も見に行ったところは伊豆の下田のそばの爪木崎の野スイセンの群落地でした。
4番目の写真は爪木崎の野スイセンの写真です。写真の出典は、
http://denno-travel.com/user/oretabi/blog/277 です。
5番目の写真は爪木崎の日本古来の水仙の花です。この花の苗を買ってきて庭に植えてあります。毎年12月になると、この写真のような可憐な花が咲きます。
このように季節の花々のことを書いていると心が穏やかになります。ほのぼのとした幸せな気分になります。
そして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)