これに類似したキャラは、沖縄本島中のあちこちに棲息していた。Googleで検索したら、 12,6000件表示されウエッブ上でも相当棲息範囲を広げているようだ。ついでに呼び名を 「キジムナーの伝承」というページで調べたら、なんと38通りもあるではないか。まさに妖怪 変化である。
名前や住処とされる場所はそれぞれの棲息地、特に島嶼毎に異なっている。これはす なわち進化論でいうところの種の分化である。キジムナー個体群が、容易に交流出来な い地理的障壁によって十分長い期間隔離されると、種は二つかそれ以上に分化する。し かしここで、キジムナーは完全に種として分化しているのか、種として起源しているのかと いう問題が提起される。
なぜならば種の起源とは「自然条件の下で集団の間に、繁殖能力の有る雑種を作れな いようにする差異の進化」と定義されるからである。キジムナーの住処は、一般に古いガ ジュマルの木(Fig-1参照)とされているが、人間の脳内にも記憶という形で棲息している 個体がいる。この棲息形態をとる個体は、人間の移動交流によって容易に雑種を形成し うる。キジムナーの種の分化は、生殖隔離によって強いられた完全な種の形成と、人間 の脳内に棲息し雑種形成能力を持った個体群とが入り混じったものと考えざるを得ない。
な~んちゃって、格調高い論文調でアホなこと書いてしまいました。