人外花境

暇人の何でも自然観察日記

主に野歩き山歩き.たまに旅歩きの写真ブログ

沖縄に演歌は似合わないのだ

2006年03月04日 | 今日の雑感雑記

Kannhizakura

 今帰仁城跡にわずかに咲き残る寒緋桜、見頃は2月上旬だったのだろう。ここから遥か 2500km北の根室半島に千島桜が咲くのは5月中旬、約三ヶ月かけて北上する桜前線。3 月~4月になれば沖縄はウリズン、ほとんど初夏の気候となるが北国は平地でも雪が残 り、山はまだ真っ白。なんとまぁ、この季節感の違い。これだけ自然環境が異なれば、必 然的に人の心にも変化が生ずる。

 アイヌ民族も琉球の民も共にキーマーで顔つきなどはウリ二つ、縄文系である。グレート ジャーニーの途中で、今の沖縄病の病原体を持つ者の祖先が「青い空・青い海、私は南 の方へ行くわ」と別れ、「ヒージャー汁はきらいだ、石狩鍋の方がいい」と言ったのがアイヌ 民族の祖先だった・・・・てなことないか。

 演歌の世界やロードムービーに、なぜか沖縄を舞台としたものが無い。高倉健の「幸せ の黄色いハンカチ」を沖縄でロケし、フリムンの武田鉄矢がギターのかわりに三線を持 ち、桃井かおりがカチャーシーに狂い、高倉健がチルダイでトゥルバイだったら、どんな映 画になっていただろう。都はるみが「南の宿から」の中で「暑さこらえて編んでます~」と歌 ったら。こんな文章書いている自分の方がよほどフリムンに思えてきた。昨夜の深酒で、 脳みそがアルコール漬け状態みたい。

 エイサーのビートの効いたリズムではとても演歌にはならないし、高温多湿の中でウット ーシー演歌など聴かされたらますます暑苦しくなってくる。やはり沖縄には、エネルギーの 塊がハジケタ様なエイサーのリズムが良く似合うのだ。