人外花境

暇人の何でも自然観察日記

主に野歩き山歩き.たまに旅歩きの写真ブログ

知内町小谷石 海峡の宿 然

2009年07月07日 | 今日の雑感雑記

先日は松前半島の千軒岳へ行ってきたのだが、昨年同様今年も悪天候のため敗退、

したがって山の話しの前に食い物の話しでも。

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山から下りたその晩は、知内町小谷石に有る「海峡の宿 然(ぜん)」に泊まった。

玄関先の佇まいは高級割烹旅館の様に見えるでしょうが、

ビンボー人はそんな所に泊まるわけがありません。

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ビンボー人の普段の食事は、タクアンの尻尾か梅干しの種をしゃぶっている様なもので、

食い物の話はしないのだが今回は別。

これ全て美形で気さくな女将の手作り料理、食材はもちろん前浜で採れた新鮮な魚介類。

この他に二品付いて一泊二食の宿泊料金が、な・な・なんと¥7,875円です。

開業してからまだ一年半とか、中もとっても綺麗で女将のセンスの良さを感じます。

道南方面へ旅行の際は、おすすめの宿その1です。

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食事所の窓を開ければ目の前にこんな風景が、波静かな海面に月の道が出ていました。

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早朝の小谷石海岸の風景です。


幻幽の森

2009年07月03日 | 野歩き山歩き

タイトルは仰々しいのですが、何のことないキリ雨の降る中を手稲山へ登ってきただけです。

さすがにこんな日は、他に誰も居ませんでした。

仙人願望のバカ人間はこんな雰囲気が好きなんです。

雨の降る中をわざわざ山へ行くなんて、本当にバカなんですね。

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キリの中を一人歩いていると、自然の一部に同化した様な気分になります。

人間であることの存在を忘れ今ここに有るだけ、ほとんど原始人みたいなものです。

唯単に何も考えていないというだけなんですが。

格好良く言えば「無我の境地」ですが、本当は「一時的認知症状態」です。

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こんな日の方が森の木々が生き生きとして、生命の存在を実感します。

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キリの向こうに異次元の世界が有る様な気がする。

昨今の現実社会の方が余程キリが濃く、異次元世界に満ちあふれているのですが。

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ダケカンバの巨木、今にも動き出しそうでおとぎ話の世界に迷い込んだ様です。

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青白い不透明なキリの中で、タニウツギの赤が一際目立ちます。

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頂上付近はまだタンポポが満開でした。

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キリ雨の中、コウリンタンポポが咲き始めました。


海まで散歩

2009年07月02日 | 野の花山の花

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海水浴シーズン前の銭函海岸は静かなものです。

ハマナスもそろそろ青い実を付け始めていますが、まだまだ見頃で辺り一面に甘い香りが漂う。

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沖縄方面の海岸に咲くグンバイヒルガオは海に向かってツルを延ばしますが、

このハマヒルガオは海岸砂丘の上や風当たりの少ない斜面に生えています。

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小さく地味な花ですがナワシロイチゴの花です。

ガク片が毛で覆われていたとは知らなかった。

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イタチハギ別名クロバナエンジュ、砂防用に導入された外来種ですが

いまでは彼方此方に野生化している。


Nikon D90 で星空写真

2009年07月01日 | 写真

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6月24日に撮影した一日月です。

月齢一日月から二日月までを「新月」、三日月から六日月までを「三日月」と呼ぶそうですが、

天文用語では6月23日が新月です。

今月22日の新月は皆既日食、私の目の玉の黒い内で最後の皆既日食なんですが、

屋久島南部から奄美大島北部にかけての皆既日食帯は、夏の暑い盛りに大勢押しかけ

難民化しそうなので見に行くのは諦めました。

まだ残照の夕空なのですが、地球照までちゃんと写っていました。

さすがはNikon  D90  と思い星空の撮影にチャレンジです。

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AF-S  NIKKOR  16mm~85mm  ズームレンズで、

16mm、F 4.0、 ISO 1600、 30秒で撮影した北斗七星です。

ライブビューでピント合わせをしようとしたのですが、バックライトの明かりで

星像が見えませんでした。

そこで遠くの町の灯りでピントを合わせ撮影したのですが、どう見てもピントが甘い。

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北斗七星の柄の所に有る二重星を拡大したものですが、明らかにピンボケです。

原因は、85mmでピント合わせした後16mmに戻して撮影したため

ピント位置がズレてしまったためです。

バカだねぇ~、ズームレンズの基本を忘れていた。

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そこで今度は、フォーカスリングを無限大の位置にしてカシオペアを撮ってみました。

前より少しはましですが、まだピントが甘いです。

結論は、AFズームレンズは星空写真に不向きということです。

MFの単焦点広角レンズが欲しくなった。

さらに、ビビッドを解除するの忘れていたら雲が真っ赤に写ってしまった。

使いこなすのに時間がかかりそうです。