日本男道記

ある日本男子の生き様

春の歌 「無言歌集」より作品62-6

2009年05月28日 | 世界の愛唱歌
F.Mendelssohn: Songs Without Words "Spring Song"

[無言歌集」とは文字通り「言葉のない歌」という意味で、歌曲風のメロディに簡単な伴奏をつけただけの、形式もごく単純な短い曲のことをいう。
この名称はメンデルスゾーン(1809-47)自身が考え出したものとされており、普通の人が日々の出来事や感想を日記(現在ならブログ?)に書くのと同じような感覚で、「無言歌集」を書いていったようだ。
時には旅先からの手紙の中に、楽曲の一部が書かれていたこともあった。
そして、どの標題も分かりやすい名前がついていますが、メンデルスゾーン自身がつけたものはほんのわずかで、ほとんどは出版時に関係者がつけたもの。
全部で48(49?)曲もの小品を集めたこの「無言歌集」のなかでも、1842年に作曲されたこの『春の歌』は特に有名で、ピアノ以外にも、ヴァイオリンや他の楽器などでも演奏されている。その流れるようなロマン的でのどかなメロディは、いつも聞く者を楽しい平和な気分にさせます。形式は単純ですが、その伴奏様式は、メンデルスゾーンの天才を思わせるもので、装飾音符を巧妙に使って今までにない美しい効果を出した。
「無言歌集」はメンデルスゾーンが20歳の頃から書き始め、6曲まとまると出版という形で全部で第8集まである(遺作を入れると49曲)。
『春の歌』以外には、「紡ぎ歌」「狩の歌」「ヴェニスの舟歌」なども有名で、どれも上品でロマンに溢れた作品ばかり。
メンデルスゾーンは小さいときからピアノと作曲の才能が素晴らしく、神童と呼ばれていたが、わずか38歳で亡くなりました。その短い生涯で多くの優れた作品を残し、また当時あまりメジャーではなかったJ.S.バッハの作品をコンサートプログラムに入れるなど、指揮者としても大活躍した。



Daily Vocabulary(2009/05/28)

2009年05月28日 | Daily Vocabulary
7581.retiree(退職者)
I have been hearing a lot lately about retiree.
7582.life savings (老後の蓄え)
He gambled his life savings down the drain.
7583.prospect of (~の見通し)
Aside from the prospect of a gourmet meal at no charge.
7584.pique(興味・好奇心をそそる)
This information piqued the curiosity of scientists.
7585.smell a rat(うさんくさいと思う、何か怪しいと感じる)
Listening to her vague testimony, he began to smell a rat.
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