![]() | 極北に駆ける (yama‐kei classics)植村 直己山と溪谷社このアイテムの詳細を見る |
【一口紹介】
◆出版社/著者からの内容紹介◆
南極大陸横断をめざす冒険野郎アニマル・ウエムラが報告するポーラー・エスキモーとの一年間の生活、彼らとの交情、そして大氷原三〇〇〇キロ単独犬橇走破の記録。
◆内容(「BOOK」データベースより)◆
五大陸の最高峰を極めた植村直己が次の目標に掲げたものは、南極大陸の犬橇による単独横断であった。
その可能性を確かめるために、彼は世界最北の集落「シオラパルク」で1年間を過ごす。
異文化との触れあいにとまどいながらも村民との交流を深め、3000キロの犬橇単独行に成功するまでを描いたノンフィクション。
◆内容(「MARC」データベースより)◆
世界最北端の集落、シオラパルクで過ごした1年間と3000キロの犬橇単独行に成功するまでを描いたノンフィクション。
文芸春秋1974年刊の再刊。
【読んだ理由】
NHK[私の1冊 日本の100冊」の中でケンタロウさん推薦本。
【印象に残った一行】
ただ自分がイカに注意をしても、行方不明になって多くの人たちに迷惑をかけたりするようでは全く無意味だ。まず「冒険とは生きて帰ること」なのである。
エスキモーたちがクジラやアザラシを追い、銃を構えるときの真剣な姿や、ソープストーンをひざのうえにのせ、懸命にヤスリを使っている姿を見ていると生き生きして、美しくさえ見える。ところが一方でアルコールに良い、ウィスキーのびんをふりかざしてわめいてる姿は、ほろびゆく民族以外のなにものでもない。いったいどちらが本当のエスキモーの姿なのだろう。
【コメント】
「冒険とは生きて帰ること」と断言している著者の最期は無念であったろう。
著者がマッキンリー冬季単独登頂に成功直後消息を絶ったのは、1984年、25年前になる。
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