7月10日(日)は、晴時々曇りという予報だったので、Wさんと一緒に乗鞍岳(3,026m)に行ってきました。日本百名山の一つで、頂上近くの畳平までバスで行けるので、たいへん人気のある山です。僕は、かつて仕事の関連で、畳平まではよく行きましたが、山頂(剣ヶ峰)へ上るのは初めてです。
乗鞍観光センターを午前8時のバスに乗車し、9時に畳平に到着。Wさんは観光案内所で登山ルートの確認を行い、通常は誰も行かない「千町登山道」に連れて行ってくれました。天候ももってくれて、乗鞍岳から望む山岳景色の素晴らしさや高山植物の多彩さに感激し、楽しい一日になりました。ゆっくり登山で、歩行時間は3時間50分ほどでした。
【行 程】
安曇野市自宅発 6:00 (途中で、昼食など買い物)
乗鞍観光センター駐車場着 7:40
畳平行きバス乗車 8:00
畳平到着 9:00
畳平登山口出発 9:15
肩ノ小屋 9:51~9:56 (休憩)
繭玉岳 10:40
剣ヶ峰(山頂) 10:55~11:00 (神社参拝と撮影)
千町登山道分岐 11:05
千町登山道(千町尾根ルート)わきで昼食休憩 11:15~12:00
下山出発 12:01
千町登山道分岐 12:19
繭玉岳 12:33
肩ノ小屋 13:13
畳平着 13:52
畳平バス乗車 14:10
乗鞍観光センター着 15:00
ゆけむり館 入浴・休憩 15:10~15:50
安曇野市自宅着 17:30
(往 路、畳平~剣ヶ峰)
畳平のバス駐車場。ぞくぞくとバスから降りてきます。
はじめは平らな道を歩き、左に折れ、正面に見える富士見岳(2817m)の中腹を右に歩いていきます。
畳平にある「鶴ヶ池」。
肩ノ小屋までは、車道を歩いて行きました。道の脇には花など高山植物があって、写真を撮りながら歩きました。
道の右手に「不消ヶ池」が見えます。まだ雪が残っていました。、
真ん中奥に、最高峰の「剣ヶ峰」が見えます。
肩ノ小屋の手前。左下には大雪渓があり、雪が少なくなっていましたが、多数のスキーヤーでにぎわっていました。右奥は、東大宇宙線研究所です。
肩ノ小屋。
肩ノ小屋の裏手には、剣ヶ峰口があり、ここから本格的な登山道になります。既に3000m近いので、ハイマツの背も低く、登山道の左右はあたかも草原のように見えます。
石がたくさんあって、黒い噴石も含まれていて、火山であることをうかがわせる登山道です。
途中からの歩いてきた方向の眺め。肩ノ小屋とともに、コロナ観測所が摩利支天岳の山頂付近に見えます。
北アルプス方面の眺め。穂高岳、槍ヶ岳が見えます。実際にはかなり雄大です。
尾根の手前。
尾根へ出ました。
尾根を行くと、この標識が出てきます。どちらに行ってもいいようですが、左は頂上小屋経由になります。右手に進んだため、下りてくる登山者が大半で、上るのに時間がかかりました。
剣ヶ峰の頂上に、乗鞍神社の建物と鳥居が見えます。
剣ヶ峰の西方向にある「権現池」が見えました。
山頂から振り返っています。真ん中右あたりに見える建物が頂上小屋です。
剣ヶ峰標柱。標高3,026m地点です。
山頂のお宮です。
登山者で混雑していました。
お宮の裏側には、長野県側の祠があります。
(往 路 千町登山道)
山頂手前は混雑しています。写真の右下のほうに千町登山道が続いています。
乗鞍岳剣ヶ峰から右手を下りてきて、山頂直下の頂上小屋の手前(上りだと小屋を過ぎて)に、ペンキで書いた千町登山道の案内があり、ガレ場に下りていく道があります。
石が浮いていたりして足場があまりよくなく、また、登山道はペンキのマーキングで示され間違いやすいので、僕は一人ではとても行く気にはなれません。
乗鞍岳剣ヶ峰から少し下ると、岐阜県と環境省の道標が立ち、日影平13.9km、乗鞍岳0.1kmとあります。全長が14kmもあり、途中道がはっきりしないところもあるようで、千町登山道はほとんど人が通らないようです。Wさんは、その昔全体を歩いたことがあるようです。
鞍部まで下りていくことにしました。周囲には花が咲いていました。
鞍部から撮った権現池の写真です。
この千町登山道は、正面に見える大日岳(立ち入り禁止)の麓を左に巻いて続いていました。
鞍部の登山道の横で昼食休憩。お湯を沸かしてもらってコーヒーもいただきました。剣ヶ峰からほんの少し行っただけですが、喧騒と離れて、僕ら以外には誰もいない静かな山のひと時を堪能しました。
(2)に続きます。(2)では、千町登山道の上り返し、下山の様子、出会った花と鳥、温泉について記します。