安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

山田敏昭(p)トリオライブ (6月1日 東京神田 Lydian)

2019-06-07 20:05:05 | 演奏会・ライブ

札幌在住のピアニスト、山田敏昭さんのリーダーライブが、神田司町の「Lydian」でありました。メンバーがよく、バップ的な演奏をしてくれるのではないかと期待しながらマチネーなので午後1時にお店へ。 

(出 演)

山田敏昭 (p)
金子 健 (b)
高橋 徹 (ds)
山田丈造 (tp)さんが飛び入りで参加。 

山田敏昭(p)

金子健(b)

高橋徹(ds)

山田丈造(tp)

(曲 目)

1 Buttercup (Bud Powell)
2 Ojos de Rojo (Cedar Walton)
3 Prelude to a Kiss (Duke Ellington)
4 F.S.R. (Ray brown)
5 Favela (A.C.Jobin)
6 Blues Everywhere (Shirley Scott)

<休 憩>

1 Just One of Those Things (Cole Porter)
2 I'll Keep Loving You (Bud Powell)
3 Softly as in a Morning Sunrise (Sigmund Romberg)
4 Oasis (Shirley Scott)
5 I'll Remember April (Gene de Paul)
6 Red Cross (Charlie Parker)
7 Baron Potato Blues (福居 良)

(感 想) 

バド・パウエルの曲などのバップ曲に加え、ブルースやスタンダードといった山田さんが得意とし、僕好みでもある曲を次々と演奏してくれた楽しいステージでした。山田さんは、東京遠征ということもあり、お疲れ気味ではないかと若干心配していたのですが、そんなことは吹き飛ばしてくれるような演奏ぶりでした。

トリオの3人は、緊密なプレイぶりで「Softly as in a Morning Sunrise」では、トリオのバランスがとれた素晴らしいサウンドを聴かせてくれました。金子健(b)さんのベース・ソロがヴィヴィッドだった「F.S.R.」はスリルが感じられてよく、高橋徹(ds)さんも熱いロングソロを随所で聴かせてくれました。

山田敏昭(p)さんのピアノのハイライトは、シャーリー・スコット作「Blues Everwhere」だと思われ、こういうのを弾かせたら黒っぽくて、ぐっときます。この曲に山田丈造(tp)さんが飛び入りし、後半では「I'll Remember April」からの3曲に参加してくれました。都内ライブハウスなどで活躍中ですが、こういったスタンダードを吹いても上手です。

司会は金子健さんが務め、アンコール曲の紹介では福居良さんと共演したことがあると話していましたが、金子さんはベニー・グリーン(p)と共演するなど幅広く活躍されています。聴衆も30人程度入っていて、会場内もよいムードでした。

【Lydian】

住所:東京都千代田区神田司町2-15-1 B1
電話:03-5244-5286
ホームページ:jazzlydian

本日の出演者

本日は、長野市の自宅へ戻ってから車の運転をするかもしれないので、ノンアルコールビールにしました。