安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

アダム・マコーヴィッツ A HANDFUL OF STARS

2019-06-22 20:32:49 | ピアノ・トリオ

東急ホテルズのPR誌「COMFORTS」が季刊になり、2019年の夏号が先日送られてきました。特集の一つが「ジャパニーズアルプス白馬」で、いまや白馬は『世界が刮目する山岳リゾート』だそうです。今年の夏は、体重を減少させ、白馬雪渓を登ってみたいと考えています。久しぶりに刮目したCDを。

ADAM MAKOWICZ (アダム・マコーヴィッツ)
A HANDFUL OF STARS (CHIAROSCURO 1981年録音)

   

アダム・マコーヴィッツ(1940年生)は、元々はポーランドのピアニストですが、1978年にニューヨークに移住して以来、アメリカを活躍の場にし、コンコードレーベルなどから多数のアルバムを発表しています。ポーランドにいる時は、フリージャズ的な演奏も行っていましたが、渡米後はメインストリーム系の演奏が多いようです。

メンバーは、アダム・マコーヴィッツ(p)、ジョージ・ムラーツ(b)、ジャック・デジョネット(ds)。素晴らしいメンバーですが、録音当時は発表されず、1997年になって初めて発売されたものです。キアロスク-ロ・レーベルは、スイング系中心なので、そのあたりが遅れた原因でしょうか。プロデューサーは、ジョン・ハモンドです。

曲は、マコーヴィッツのオリジナルが「Satin Wood」、「Opalescence」、「Past Tense」と「Adam's Waltz」の4曲、あとはスタンダード曲で、「Just in Time」、「Somebody Loves me」、「Bye Bye Blues」、「A Handful of Stars」、「What is This Thing Called Love?」、「I'm Old Fashioned」、「Falling」で全11曲。マコーヴィッツ作「Past Tense」は、憂愁を含んだきれいなバラードです。

痛快ピアノトリオアルバムで、キース・ジャレットのスタンダ-ズ・トリオをちょっと想起させるような演奏ぶりです。アダム・マコーヴィッツ(p)は、鍵盤をいっぱいに使い、速弾やリズムを変化させるなどテクニシャンぶりを発揮しています。デジョネット(ds)の刻むカリプソ系リズムが楽しい「Satin Wood」、マコーヴィッツの速弾やムラ-ツ(b)のソロも入る「Just in Time」、3人揃っての疾走感がすごい「Bye Bye Blues」、美しい憂愁系バラードの「Past Tense」、寛いで和むサウンドが聴ける「A Handful of Stars」など、期待以上でした。

【東急ホテルズのPR誌「COMFORTS」2019年Sumer】

   

表紙

   

特集の一番目は、福岡です。最近、出かけていないので九州にも行ってみたいものです。

   

白馬の特集です。地元だと北安曇郡白馬村で、リゾートというイメージはほとんどありませんが、特に欧米系のウィンタースポーツが好きな方には、よい場所なのかもしれません。

   

白馬三山の写真がきれいです。

   

最近、施設的にも充実してきて、岩岳山頂にテラスがオープンし、アウトドアブランド「NORTH FACE」の直営店にはコーヒースタンドが出来るなど、シーズンを問わず楽しめる場所が増えています。特にアウトドアブランドの直営店は増えていて、山登りの後に寄る方もいるようです、

   

白馬には「白馬東急ホテル」が営業しています。そのPRももちろん載っています。立ち寄ったことがないので、食事かティータイムに一度入ってみようかと思います。