安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

スピーカー「JBL L100 Classic」を購入し、セッティング後試聴しました。

2019-06-09 20:05:09 | オーディオ

先日の吉祥寺での試聴結果がよかったので、スピーカーのJBL L100 Classicを購入しました。安曇野市へは、運送業者による配送だったので、7日(金)の夜に受け取り、翌8日(土)夜にセッティングを行いました。セッティングには、ジャズ喫茶「アンの家」のマスター、「アンの家」常連のTさん、そして友人のIさんと3人にきていただきました。

(セッティング)

セッティングはTさんとIさんにお願いしました。Tさんが位置決めを行い、前後左右を壁から離して配置し、Iさんが持参してくれた鉄製の台の上に置きました。その後、ケーブルで機器を接続し、試聴しつつ電源の取り方などを決めました。サランネットをつけると音がより滑らかになり、ネットの効果も感じられました。

部屋は13.5帖の洋間で、床はじゅうたんを敷いてあります。天井は、折り上げ格天井です。隣は8帖の和室で2帖の床の間がついています。隣室との戸を開けたままにして鳴らすと、開放感がありました。夜も大きな音量を出すことができます。

セッティングをほぼ終了したところ。

鉄製の台の上にスピーカーを置きました。

(機器構成)

アナログプレーヤー:デノン DP-400
カートリッジ:オーディオテクニカ AT150E/G
CDプレーヤー:ローテル RCD-06
プリメインアンプ:ローテル RA-05
スピーカー:JBL L100 Classic

デノンのレコードプレーヤーとオーディオテクニカのカートリッジ。

ローテルのプリメインアンプとCDプレーヤー。

JBL L100 Classic

JBL L100 Classic  サランネットを外したところ。

(JBL L100 Classicの主な規格)

形式:正面バスレフ、ブックシェルフ型
構成:3ウェイ
12インチ(30cm)径ピュアパルプコーン・ウーファー
8インチ(12.5cm)径ポリマーコート・ピュアパルプコーン・ミッドレンジ
5インチ(2.5cm)径ソフトエッジ付きピュアチタンドーム・ツイーター
クロスオーバー周波数:450Hz、3.5Hz
出力音圧レベル:90dB 公称インピーダンス 4Ω
再生周波数特性:40Hz~40kHz
推奨アンプ出力:25W~200W

(試聴した感想など)

JBLのスピーカーは、ジャズに向いていると言われてきましたが、昨年発売されたこのスピーカーは、弦楽器や木管楽器などの再生もよく、オーケストラも含めてクラシックの再生にも適しています。30cmのウーファーの威力で、ベースやドラムスなど低域を中心にゆとりのある音が鳴っていて、ジャズ、クラシック、ヴォーカル問わず楽しく聴けました。

能率がよいスピーカーなので、ローテル製の小さなプリメインアンプでもしっかりとした音が出ていて、アンプを変える必要性はとりあえずなさそうです。プレーヤーも現行品で十分ですが、CDプレーヤーは、SACDも聴ける長野市の自宅にあるものを持ってこようかと考えています。

試聴した中では、ユジャ・ワン独奏の「ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番」(2013年録音のCD)に聴き惚れました。ピアノの美しく硬質なサウンド、オーケストラの弦、木管の豊かな響きなど惹きつけられたままで全楽章を聴きました。外観も含め家庭用としてたいへん魅力的なスピーカーだという結論で全員一致しました。

(試聴に用いたレコードとCD)

(レコード)

   

アート・ペッパー Meets The Rhythm Section

   

バーニー・ケッセル To Swing or not to Swing

   

アン・バートン Blue Burton

(CD)

   

ウィーン八重奏団 モーツァルト クラリネット五重奏曲

   

キース・ジャレット Still Live

   

ユジャ・ワン(p)ドゥダメル指揮シモン・ボリバル交響楽団 ラフマニノフ ピアノ協奏曲第3番

(レコード)

これを書きながら、愛聴盤のミルト・ジャクソン(vib)のライブ盤レコードを聴いています。レイ・ブラウンのベース、テディ・エドワーズのテナーサックスとご機嫌な再生ぶりです。