旅の手帖2019年7月号は、達人と行く青春18きっぷの旅を特集し、JRの快速・普通列車が乗り放題になる夏限定のお得な切符を使ったプランが紹介されています。「飯田線を乗りつくす 撮りつくす」とか「甲信越で味な名店はしご鉄」といったプランは信州に関連するので興味を覚えます。日本全国どこでも行ける切符は使いやすそうです。「どこでもブルース」(Blues Everywhere)というCD。
SHIRLEY SCOTT (シャーリー・スコット)
BLUES EVERYWHERE (CANDID 1991年録音)
シャーリー・スコット(1934~2002年)は、元々ピアニストでしたが、1955年にオルガンに転向して以来、エディ・ロックジョー・デイヴィスやスタンリー・タレンタインなどのサックス奏者とブルージーなアルバムを多数残していることでよく知られています。これは、1980年代半ばにピアノに回帰したスコットが初めて作ったピアノアルバムです。
メンバーは、シャーリー・スコット(p)、アーサー・ハーパー(b)、ミッキー・ロッカー(ds)。ニューヨークのジャズクラブ「Birdland」におけるライブ録音です。実は、札幌の山田敏昭(p)さんが、このアルバムに収録されている「Blues Everywhere」と「Oasis」を先日の東京公演で取り上げ、それがよかったので、関心をもちこのCDを購入しました。
曲は、スタンダードの「Autumn Leaves」と「Embraceable You」、シャーリー・スコットのオリジナル「Blues Everywhere」と「Oasis」、A.C.ジョビン作「Triste」、セロ二アス・モンク作「'Round Midnight」、マイルス・デイヴィス作「The Theme」で全7曲。シャーリー・スコット自作の曲以外はよく知られているものですが、マイルスの「The Theme」を演奏してくれるのは嬉しい。
ピアノトリオの3人の連係がよくとれ、ブルージーで楽しめるアルバム。トリオとしてまとまっていて、例えば「Embraceable You」でピアノのイントロから二人のリズムが入ってくるタイミングがよくてぞくぞくしました。「Blues Everywhere」では、テーマ部からシャーリー・スコットがルーズな乗りで弾いていて、ぐっときますが、アーサー・ハーパー(b)、ミッキー・ロッカー(ds)のソロも聴かせます。ボッサ系リズムの「Triste」やピアノトリオでの演奏は珍しいと思われる「The Theme」もじっくりと聴きました。
【旅の手帖2019年7月号】
表紙
飯田線を乗りつくす 撮りつくす
甲信越で味な名店はしご鉄。写真に写っている「真澄、千曲錦、渓流」は長野県内で作られているお酒です。
素敵な純喫茶を楽しむ弾丸ツァー
ブルートレインには行ったことがあります。
北の大地のご当地スイーツを食べ尽くす。札幌からの旅の提案です。
「札幌の人気ご当地菓子」も紹介されていて、今度行ったときにお土産に買って来ようかと思いました。