先週購入したJBLのスピーカー「L100 Classic」ですが、低音から高音まで切れ目なく再生していてなかなかよく、ブックシェルフ型とされているものの、それを超えるスケールも感じられます。最も嬉しいのは、ジャズのベース音が、それらしく聴こえる点です。今回、ベース奏者に的を絞ってピアノトリオのアルバム(全てレコード)を聴いてみました。
「This is Pat Moran」をかけているところ。
ベースは、スコット・ラファロ。後年のビル・エヴァンス・トリオの演奏で有名になるラファロですが、既にここでもピアノのフレーズに絡みつく演奏をしています。レコードは国内盤です。
ベースは、リチャード・デイヴィス。重いイメージのあるリチャード・デイヴィスですが、比較的伸びのあるサウンドで自在に弾いています。アルバムは、ミシェル・サルダビーの「In New York」。レコードは、オリジナル盤です。
ベースは、ポール・チェンバース。くっきりとしたベースサウンド、躍動するドンピシャのビートで、とにかく聴いていて気持ちがよい。この時代では、多分ナンバーワンだろうと思います。アルバムは、ウィントン・ケリーの「at midnight」。レコードは、USAの再発盤です。
ベースは、レイ・ブラウン。当時、オスカー・ピーターソン・トリオは「The Trio」と呼ばれていましたが、まさにその通りのサウンドです。レイ・ブラウンのメロディアスに上下するフレーズの作り方がすごい。アルバムは、オスカー・ピーターソンの「Night Train」。レコードは、オリジナルのモノラル盤です。
「Night Train」をかけているところ。
ベースは、サム・ジョーンズ。ファンキーを代表するボビー・ティモンズの「Easy Does It」。黒っぽいベースで、時代の雰囲気が出ています。レコードは、USAの再発盤。
ベースは、チャック・イスラエル。イスラエルは、随所にスコット・ラファロのような弾き方をしていて、エヴァンストリオで演奏していたことが窺えます。アルバムは、ハンプトン・ホーズの「Here and There」。レコードは、オリジナル盤です。
途中、パラパラと眺めていた本と冊子です。レコードは脈絡なく並べてあるので、ABC順にするつもりです。レコードやCDの大部分は、長野市の自宅にありますが、聴いてみたいものを随時運んでいます。