安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

アンドレア・モティス DO OUTRO LADO DO AZUL

2019-09-01 18:36:05 | ヴォーカル(A~D)

デニーズあづみの店に寄ったら、ぶどうのデザートの提供が始まっていました。ブドウは、シャインマスカットとナガノパープルを使っていました。品物はいろいろありましたが、長野県オリジナルのナガノパープルを使ったミニパルフェを注文。皮ごと食べれて種がないので食べやすく、ぶどうを食べつけない人にもよい一品でした。パープル(紫)にやや近い青色がタイトルに入ったCD。

ANDREA MOTIS (アンドレア・モティス)
DO OUTRO LADO DO AZUL (VERVE 2018年録音)

   

アンドレア・モティス(vo.tp 1995年生)の最新作ですが、今までと路線が異なり、サンバ系統のブラジル音楽に焦点を当てたものです。タイトルは、「do outro lado do azul」(もうひとつの青)なのですが、ジャケットに青色を使ってはいるものの、収録曲にもこの名前の曲はなく、タイトルの意味はよくわかりません。

モティスは、ヴォーカルばかりでなく、トランペットのソロもとっていて、ジャズの要素もありますが、ギターの伴奏やコーラスを聴いているとブラジル音楽のように思えます。伴奏は、ジョセップ・トレイバー(g)、イグナシ・テラザ(p)、ジョアン・チャモロ(b)、エスティ―ヴ・ピ(ds)、セルジオ・クラコウスキ(Pandeiro,vo)、フェルナンド・デル・パパ(Cavaquinho,vo)、ガブリエル・アマルガント(cl,ts)など。よくわからない打楽器も使われています。

曲は、モティスの自作とサンバの名曲など。イズマエル・シルヴァ作「antonico」(アントニコ)、モティスの自作(共作含む)が4曲で「sombra de la」、「brisa」、「sense pressa」と「jo vinc」、あとは様々な曲が取り上げられ「mediterraneo」、「filho de oxum」、「pra que dscutir com madame」(マダムとの喧嘩はなんのため)、「danca da solidao」、「saudades da guanabara」、「choro de baile」、「record de nit」、「samba de um minuto」、「baiao de quatro toques」の全14曲。

アンドレア・モティスがプロデュースと編曲を行っていて、自分でやりたかったことを実現したアルバム。彼女は多才ですが、ここでは、作曲能力とポルトガル語による歌唱能力の高さがきわだちます。ギター伴奏とコーラスが目立つ曲が多いのですが、しっとり系のモティスの透明な声が映える「antonico」や「danca da solidao」(孤独のダンス)、早いものではモティス自作の「sombra de la」における彼女の歌、ガブリエル・アマルガント(ts)のソロがよかった。ジャズと少し離れるので、モティスのファン向けのアルバムかもしれません。

録音に参加したメンバーの写真です。

【デニーズで提供されているナガノパープルのデザート】

ドリンクバーから珈琲もとってきました。

ナガノパープルのミニパルフェ。

アップ。

 

反対側も写してみました。一応、ぶどうも乗っていますが、アイスクリームが主体ですね。