安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

デニーズ・ドナテッリ IN THE COMPANY OF FRIENDS

2019-09-19 20:06:35 | ヴォーカル(A~D)

雑誌BRUTUSの2019年9月1日号の特集が、「ますます美味しい酒場」というもので、東京酒場ガイドの他に、仙台、松本、熊本への酒場旅の記事があったので、思わず購入しました。僕はお酒(アルコール)に弱く、すぐ酔ってしまうのですが、酒場の雰囲気は結構好きです。こんな美人がお店のママだったら入店してしまいそうです。

DENISE DONATELLI (デニーズ・ドナテッリ)
IN THE COMPANY OF FRIENDS (Jazzed Media 2004年録音)

   

アメリカ西海岸を中心として活躍するヴォーカリスト、デニーズ・ドナテッリのデビューアルバムです。既に15年ほど前の録音になりますが、国内盤が発売された当時、好評をもって迎えられたアルバムです。昔、購入したのですが、モード的なハーモニーを使った伴奏の編曲が好きになれず、放っておいたのですが、改めて聴くとまずまずなので取り上げました。

メンバーは、デニーズ・ドナテッリ(vo)、トム・ガ―ヴィン(p,編曲)、トム・ウォリントン(b)、スティーヴ・ホートン(ds)、曲によりクレイ・ジェンキンス(tp)やアンディ・マーティン(tb)、ボブ・シェパード(ts,ss,fl)などが加わります。ドナテッリのアルバムですが、もう一人の主役がトム・ガ―ヴィンで、編曲、伴奏に腕を振るっています。

曲は、スタンダード曲が「On Green Dolphin Street」、「The Thrill Is Gone」、「'Round Midnight」、「You Don't Know What Love Is」、「A Sleepin' Bee」、「Send In The Clowns」、「This is New」、「If You Could See Me Now」、「Dream Dancing」、トム・ガ―ヴィン作曲の「A Roarin' Borin' Alice」、デイヴ・グル―シン作曲で、セルジオ・メンデスが録音している「Whne Summer Turns To Snow」、デイヴ・フリシュバーグ作「Our Love Rolls On」の全12曲。

デニーズ・ドナテッリの初リーダー作ですが、キャリアは十分なので、完成度が高く自在な歌唱を楽しむことができます。歌声は柔らかく、全体にカーメン・マクレエを思い浮べる感じもあります。器楽ソロが結構入り、ソロ自体は悪くありませんが、もう少し歌中心にしてほしい編曲です。僕はバラードの「Send in The Clowns」や「If You Could See Me Now」が気に入りましたが、ミディアムテンポの「The Thrill is Gone」あたりもよいです。

【デニーズ・ドナテッリ・ホームページ】

denisedonatelli.com

アルバムの紹介やライブ活動の様子がわかる充実したホームページです。

【BRUTUS 2019年9月1日号】

   

表紙

   

東京酒場ガイド115。115軒のお店を、「新・大衆酒場」、「名酒場出身」、「ひとり呑み」、「うつわ好き」、「ニューおかみ」といったキーワード毎にまとめて紹介してあります。

   

酒場のある城下町の特集。見開きで仙台の文化横丁の写真が使われています。

    

仙台の「BATONS」

   

7店の紹介があり、一番町や国分町だけでなく、昔は何もなかった大町で営業しているお店の紹介が2軒もあって驚きました。

   

松本の「peg」

   

7軒紹介のうち行ったことがあるのは1軒だけでしたが、他に寄ってみたいお店を見つけました。

   

熊本の「KIJIYA」

   

熊本には2回しか行ったことがありません。紹介されているお店全てが面白そうなので、いつか出かけてみたい。