高崎芸術劇場開館記念「第30回高崎音楽祭」の催し物で、小林研一郎指揮群馬交響楽団特別演奏会が開かれたので、高崎に行ってきました。高崎芸術劇場は初めてなので、ワクワクしながら高崎駅東口へ。
(出 演)
指揮:小林研一郎
ピアノ:金子三勇士
管弦楽:群馬交響楽団
(曲 目)
モーツァルト / ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466
リスト / 愛の夢第3番 (金子さん独奏 アンコール曲)
〈休憩〉
マーラー / 交響曲第1番 ニ長調「巨人」
マスカー二 / 歌劇「カバレリア・ルスティカ-ナ」間奏曲 (アンコール曲)
(感 想)
指揮者の小林研一郎さんは、現在群響ミュージックアドバイザーという地位にありますが、今回は新たな拠点での初の演奏会でかなり力を入れたのではないかと思いました。マーラーの第1番では、予想はしていましたが、終楽章は派手な盛り上げで、最後の方でホルンと金管楽器全員を立たせていました。
8月に、ファビオ・ルイージ指揮サイトウ・キネン・オーケストラで、同じ曲を聴いたばかりなので、どうしても比較してしまいましたが、ヴィオラやチェロの弦セクションが、迫力のある音を出していて印象に残りました。コントラバスのソロから始まった第3楽章がしっとりとした美しさが出ていました。
アンコールで、カバレリア・ルスティカ-ナの間奏曲を演奏してくれたのは、好きな曲なので嬉しかった。モーツァルトのピアノ協奏曲第20番は、金子さんのピアノ演奏はきれいな響きをしていて、全体にはよかったのですが、テンポが遅めで、初めの方などちょっともたれた感じがありました。
高崎芸術劇場の音響はかなりよいように思え、潤いがあり、豊麗なサウンドに聴こえました。また、足元が広く、ゆったりと座れるのもありたがく、いい施設だと感心しきりです。当分、長野から高崎に通ってしまいそうです。
【高崎芸術劇場】
高崎音楽祭のパンフレット表紙
高崎駅東口から続いているペデストリアンデッキからの高崎芸術劇場
入口を入ったあたりです。
当日の催し物のお知らせ
ホワイエにある飲み物の売店
ホワイエの広々とした窓からは外がよく見えます。