ご案内をいただいたので、昨日、上田市サントミューゼで開催されたオペラ・ガラ・コンサートを聴いてきました。イタリアのラグビーチームが、上田市で合宿を行うので、その歓迎のための催し物の一環だそうです。実際に、イタリアのラグビー・チームが最初にステージに登場して紹介されていました。
(出 演)
小川 里美(ソプラノ)
小林 由佳(メゾソプラノ)
高田 正人(テノール)
与那城 敬(バリトン)
清水のりこ(エレクトーン)
オペラ・ガラ・コンサート合唱団(公募による市民合唱団)
信州国際音楽村少年少女合唱団
彌勒 啓史(企画、演出、合唱指揮)
(曲 目)
ロッシーニ作曲「セビリアの理髪師」より
俺は街の何でも屋
先ほどの声は
ドニゼッティ作曲「愛の妙薬」より
人知れぬ涙
マスカーニ作曲「カヴァレリア・ルスティカーナ」より
ママも知る通り
間奏曲
プッチーニ作曲「蝶々夫人」より
ある晴れた日に
花の二重唱
プッチーニ作曲「トゥーランドット」より
誰も寝てはならぬ
〈休 憩〉
ヴェルディ作曲「椿姫」より
乾杯の歌 (合唱付き)
不思議だわ~花から花へ
プロヴァンスの海と陸
プッチーニ作曲「トスカ」より
デ・デウム (合唱付き)
芸術に生き、愛に生き
星は光りぬ
ヴェルディ作曲「ナブッコ」より
行け我が想いよ黄金の翼に乗って(ソリスト全員、合唱)
〈アンコール〉
ヴェルディ作曲「椿姫」より
乾杯の歌 (ソリスト全員、合唱)
(感 想)
オペラのガラコンサートをごくごく久しぶりに楽しみました。なんといっても名曲のオンパレードが嬉しい。伴奏は、管弦楽ではないものの、それに近づけたエレクトーンの演奏で、簡素ながら、雰囲気は感じられました。このホールで声楽を聴くのは初めてですが、響きがよくて、よく声が通り、ちょっと驚きました。
企画や指揮は、カウンターテナーの彌勒忠史さんですが、進行はやっていたものの、歌は歌わなかったのが残念で、歌声を聴いてみたかった。4人の歌手はそれぞれ活躍中の皆さんで、声も良く出ていました。
ソプラノの小川里美さんは、身長が高く舞台映えがするのですが、あとで経歴を調べたら、1999年のミス・ユニヴァース日本代表でした。「不思議だわ~花から花へ」など歌声も華やかでした。メゾソプラノの小林由佳さんが歌った「ママも知る通り」は、見事な歌で、印象に残るものでした。
テノールの高田さん、バリトンの与那城さんもよかったのですが、特に与那城さんが歌った「俺は街のなんでも屋」が軽快さもあって、オープニングに相応しいものでした。合唱団も練習をかなり行ったようで、名曲「行けわが想いよ黄金の翼に乗って」などを披露してくれて、市民参加という面でもよい催しでした。