先日、安曇野市穂高のレストラン「ラトリエ・デ・サンス」に寄りましたが、帰りに併設のブルーワリーで作られている「穂高ビール」を夕食用に購入してきました。安曇野の水と安曇野産のホップを使ったビールで、こういう製品が身近で作られているのは嬉しいところです。ビールを飲みながら聴いたアルバム。
CANNONBALL ADDERLEY (キャノンボール・アダレイ)
IN NEW YORK (RIVERSIDE 1962年録音)
キャノンボール・アダレイ(as)には、多数のリーダー作がありますが、ライブ盤も好きです。とりわけ、リバーサイドレーベルの1959年録音の「in San Francisco」とこの1962年録音の「In New York」は、メンバーの入れ替わりはあるものの、キャノンボールのハードバップ寄りなプレイをとらえたもので、昔からよく聴いていました。
メンバーは、キャノンボール・アダレイ(as)、ナット・アダレイ(cor)、ユーゼフ・ラティーフ(ts,ob)、ジョー・ザヴィヌル(p)、サム・ジョーンズ(b)、ルイ・ヘイズ(ds)。ニューヨークのジャズクラブ「ヴィレッジ・バンガード」における録音です。このメンバーによる初の録音で、新メンバーのザヴィヌルやラティーフのプレイも注目されます。
曲は、ジミー・ヒース作「Gemini」、ユーゼフ・ラティーフ作「Planet Earth」と「Syn-anthesia」、アーニー・ウィルキンス作「Dizzy's Business」、ジョー・ザヴィヌル作「Scotch and Water」、クロージングテーマのサム・ジョーンズ作「Cannon's Theme」。最初や途中にキャノンボールのMCも入ります。
キャノンボール・アダレイ(as)をはじめメンバーのエキサイティングな演奏が、ジャズクラブの雰囲気とともに楽しめます。「Dizzy's Business」は、サム・ジョーンズ(b)とルイ・ヘイズ(ds)の豪快なリズムに乗ったスイング感溢れる曲で、アダレイ、ナット(cor)、ラティーフ(ts)と快調なソロが続きます。ザヴィヌル作の「Scoth and Water」は踊り出したくなるようなブルージーな曲で、キャノンボールとザヴィヌル(p)のソロがスリリングです。ラティーフは「Gemini」でフルート、「Syn-anthesia」でオーボエを演奏して音色にカラフルさを加えています。
安曇野市の自宅で聴いているところ
レコードは多分オリジナル盤です。
【地ビールの「穂高ビール」】
ラトリエ・デ・サンスの販売コーナー
このレストランで併設された工場で作っているビールが販売されています。
2本買ったら箱に詰めてくれました。
穂高ビールのケルシュとピルスナーです。どちらも飲みやすいそうです。
山岳風景のラベルが気に入りました。
ケルシュを開けて飲んでいます。なかなかいけます。美味しい。
音楽を聴く部屋で飲んでいます。あまりやらないのですが、たまにはよいですね。飲みながら聴いているので、キャノンボールの演奏もますます良く聴こえます。
【ラトリエ・デ・サンスの穂高ビールのホームページ】