先日所用で、松川村(長野県北安曇郡)へ行ったのですが、時間があったので安曇野ちひろ美術館の庭を散策しました。今回、美術館の中には入りませんでしたが、庭の散策も楽しいもので、ちょうど「ブルーサルビア」が咲いていて、青色が爽やかでした。内容、ジャケットともに爽やかなCD。
北島佳乃子(KANOKO KITAJIMA)
LONG WAY TO GO (T&A Music 2019年録音)
7月30日に甲府のコットン・クラブで行われた、ジャパニーズ・ジャズ・メッセンジャーズの公演で北島佳乃子(p)さんの演奏を初めて聴きました。その時は、ヴィンセント・ハーリングやフィリップ・ハーパーと一緒に結構力強い演奏を行っていて感心したので、このCDを購入し、サインもいただきました。
メンバーは、北島佳乃子(p)、金森もとい(b)、田井中福司(ds)。今年の5月にニューヨークで録音されたもので、北島さんのデビューアルバムになります。彼女は、1989年福岡生まれ、4歳からクラシックピアノを習い、高校生の時にジャズに転じ、2010年には初リーダーライブを行い、現在、都内ライブハウスを中心に活躍中です。
北島さんの自作の「Soul Snappy」、「Long Way to go」、「Sometimes I Feel」と「Erroll's dream」の4曲に、ジョアン・ジルベルトの歌やミシェル・ペトルチアーニ(p)の演奏で良く知られる「Estate」、マイルス・デイヴィス作「Sippin' at Bells」、バド・パウエル作「Tempus Fugit」、タッド・ダメロン作「If You Could See Me Now」、ディジー・ガレスピー作「Manteca」、ハリー・ウォーレン作「Serenade in Blue」の全10曲。
北島佳乃子(p)さんの演奏は、バド・パウエル以降のジャズピアノの伝統に沿ったもので、アウトするような音も使わないので、僕の好みに合います。タッチはやや重めで、右手の高音などに繊細さも出ています。自作の「Soul Snappy」は、ボビー・ティモンズを思わせるご機嫌な曲で、アドリブもよくて最も気に入りました。哀愁味が出ている「Estate」、田井中(ds)さんのブラシによるプレイも映える「Tempus Fugit」、思わずウィントン・ケリーを思い浮べたバラードの「If You Could See Me Now」と聴きどころたくさん。
CD添付のブックレットの写真です。左から、田井中福司(ds)、北島佳乃子(p)、金森もとい(b)。
【北島佳乃子ホームページ】
【安曇野ちひろ美術館の庭のブルーサルビア】
美術館の北側が散歩ができる庭になっています。
アルプス方面を撮影。
サルビアを入れて美術館を撮ってみました。
ブルーサルビア
ブルーサルビア拡大
とっとちゃん広場。