安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

シャーリー・スコット BLUE FLAME

2019-09-15 20:02:10 | ヴァイブ、オルガン他

一昨日、上田市のサントミューゼに行ってイタリアオペラの名曲を聴いたのですが、イタリア・ラグビーチームの合宿歓迎の一環として行われ、周辺では関連イベントも開かれていました。中庭にはステージも設けられて、コンサートの始まる頃には、イタリアチームが出演するためか、大勢の観衆が集まり熱気が感じられました。炎のジャケット。

SHIRLEY SCOTT (シャーリー・スコット)
BLUE FLAMES (PRESTIGE  1964年録音)

   

シャーリー・スコット(1934~2002年)は、ソウルフルなオルガン奏者としてプレスティッジレーベルなどに多くの録音を残しています。スタンリー・タレンタイン(ts)と組んだアルバムは、編成や選曲からハードバップファンにも楽しめるものがあり、これはそういった一枚です。

メンバーは、シャーリー・スコット(org)、スタンリー・タレンタイン(ts)、ボブ・クランショー(b)、オーティス・フィンチ(ds)。オルガンの場合、足を使ってベースノートを弾くので、ベース奏者は使わないことがほとんどですが、クランショー(b)を起用しています。

曲は、シャーリー・スコットの自作が「The Funky Fox」、「Hip Knees An' Legs」、ベニー・ゴルソン作「Five Spot After Dark」、ソニー・ロリンズ作「Grand Street」、スタンダードの「Flamingo」の5曲。ゴルソンとロリンズの有名曲を取り上げ、演奏にも興味をそそられます。

ブルージーなジャズを聴きたい時に取り出すアルバムです。シャーリー・スコット(org)は、実は結構端正な演奏をする人だと思っているのですが、スタンリー・タレンタイン(ts)が加わると黒っぽさが増します。スコット作「Hip Knees an' Legs」では、そんな両者の熱演が聴かれ、うねるようなスコットのソロが素晴らしい。ジャズスタンダードといってよい「Five Spot After Dark」や「Grand Street」では、タレンタインが好調な長尺ソロを披露し、スコットの単音によるソロもモダンで勢いがあります。 

【ラグビー・イタリアチーム関連イベント】

上田駅前に掲出された、オペラガラコンサートのお知らせ。

サントミューゼにやってきました。

イタリア国旗

中庭には大勢の人がいました。上田市界隈の方ばかりでなく、近県からも来ているようでした。ラグビーのお好きな方達でしょう。

ラグビーに恋しちゃう?という催しですが、このあと、大坂、福岡、豊田と回るようです。

グッズの販売店。

ステージではトークショーの最中でした。

サントミューゼ内にもイベントのお知らせが。「在日イタリア商工会議所」というのがあるそうです。