一昨日、上田市のサントミューゼに行ってイタリアオペラの名曲を聴いたのですが、イタリア・ラグビーチームの合宿歓迎の一環として行われ、周辺では関連イベントも開かれていました。中庭にはステージも設けられて、コンサートの始まる頃には、イタリアチームが出演するためか、大勢の観衆が集まり熱気が感じられました。炎のジャケット。
SHIRLEY SCOTT (シャーリー・スコット)
BLUE FLAMES (PRESTIGE 1964年録音)
シャーリー・スコット(1934~2002年)は、ソウルフルなオルガン奏者としてプレスティッジレーベルなどに多くの録音を残しています。スタンリー・タレンタイン(ts)と組んだアルバムは、編成や選曲からハードバップファンにも楽しめるものがあり、これはそういった一枚です。
メンバーは、シャーリー・スコット(org)、スタンリー・タレンタイン(ts)、ボブ・クランショー(b)、オーティス・フィンチ(ds)。オルガンの場合、足を使ってベースノートを弾くので、ベース奏者は使わないことがほとんどですが、クランショー(b)を起用しています。
曲は、シャーリー・スコットの自作が「The Funky Fox」、「Hip Knees An' Legs」、ベニー・ゴルソン作「Five Spot After Dark」、ソニー・ロリンズ作「Grand Street」、スタンダードの「Flamingo」の5曲。ゴルソンとロリンズの有名曲を取り上げ、演奏にも興味をそそられます。
ブルージーなジャズを聴きたい時に取り出すアルバムです。シャーリー・スコット(org)は、実は結構端正な演奏をする人だと思っているのですが、スタンリー・タレンタイン(ts)が加わると黒っぽさが増します。スコット作「Hip Knees an' Legs」では、そんな両者の熱演が聴かれ、うねるようなスコットのソロが素晴らしい。ジャズスタンダードといってよい「Five Spot After Dark」や「Grand Street」では、タレンタインが好調な長尺ソロを披露し、スコットの単音によるソロもモダンで勢いがあります。
【ラグビー・イタリアチーム関連イベント】
上田駅前に掲出された、オペラガラコンサートのお知らせ。
サントミューゼにやってきました。
イタリア国旗
中庭には大勢の人がいました。上田市界隈の方ばかりでなく、近県からも来ているようでした。ラグビーのお好きな方達でしょう。
ラグビーに恋しちゃう?という催しですが、このあと、大坂、福岡、豊田と回るようです。
グッズの販売店。
ステージではトークショーの最中でした。
サントミューゼ内にもイベントのお知らせが。「在日イタリア商工会議所」というのがあるそうです。