安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ジョン・コルトレーン「BLUE WORLD」と「小作」のほうとうの話題

2019-12-15 20:10:17 | テナー・サックス

先日、甲府市に所用で出かけた際、午後3時頃の遅い昼食に名物の「ほうとう」を食べようと、「小作」双葉バイパス店に入りました。店中は広々としていて、その時間でも何組か食事をしていたので驚きました。どうやら小作の「ほうとう」は人気があって、甲州名物の定番なのに違いありません。定番の一つに加えたいアルバム。

JOHN COLTRANE (ジョン・コルトレーン)
BLUE WORLD (IMPULSE  1964年録音)

   

最近、ジョン・コルトレーン(1926~67年)の未発表録音アルバムが立て続けに出されジャズジャーナリズムの注目を集めているようです。昨年(2018年)の『ザ・ロスト・アルバム』に続き、本年はこの『BLUE WORLD』が出されました。僕もレコードを購入して聴いていますが、安定したコンボ演奏が行われていて、気に入ったので取り上げました。

メンバーは、ジョン・コルトレーン(ts)、マッコイ・タイナ-(p)、ジミー・ギャリソン(b)、エルヴィン・ジョーンズ(ds)。カナダ国立映画制作庁の委嘱により、フランス語映画「Le chat dans le sac (英題:The Cat in the Bag)』のために、1964年6月24日に録音されたものです。

曲は、「Naima(Take1)」、「Village Blues(Take2)」、「Blue World」、「Village Blues(Take1)」、「Village Blues(Take3)」、「Like Sonny」、「Traneing In」、「Naima(Take3)」の8トラック5曲。全てコルトレーンの作曲です。

1964年には、4月27日と6月1日に「クレッセント」の録音がなされ、12月には「至上の愛」が録音されています。その間の映画用に録音されたこの音源「Blue World」も、その2作と同じムードをもった、静謐でスピリチュアルなところのある演奏です。コルトレーン(ts)が、高い音域を使って吹くバラード「Naima」がなんともしみじみとして絶品ですが、ジミー・ギャリソン(b)の引き締まったソロ、マッコイ・タイナー(p)の瑞々しいソロも入る「Traneing In」が、ハードバップよりで聴き応えがあります。

安曇野市の家で聴いているところです。

【 小作双葉バイパス店】

住所:山梨県甲斐市下今井3001
電話:0551-28-2820
ホームページ:甲州ほうとう 小作

 
外観。水車が動いていました。
 
 
店内。広いです。お客様が帰った後を撮りましたが、手前の掘りごたつ席にも団体がいました。
 
 
メニュー。「ほうとう」の種類が多く迷いましたが、豚肉ほうとうにしました。
 
 
具だくさんです。豚肉ほうとうでも、基本はカボチャほうとうなので、カボチャも入っています。
 
 
食べやすいようにお椀に取り分けたところです。