安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

モンティ・アレキサンダー「IN TOKYO」とJR西日本車内誌「西NAVI」北陸温泉街などの話題

2019-12-25 20:02:17 | ピアノ・トリオ

JR西日本の新幹線車内誌「西Navi北陸2019年12月号」に「北陸の温泉街をぶらり散策」という記事があって、興味深く読みました。富山県に『氷見温泉郷』というのがあるのを初めて知りましたが、氷見漁港場外市場や雨晴海岸に出かけてみたくなりました。読んだのは、反対方向の東京行きの新幹線車内においてです。東京録音のアルバムを。

MONTEY ALEXANDER (モンティ・アレキサンダー)
IN TOKYO (PABLO 1979年録音)

   

モンティ・アレキサンダー(P, 1944年生)は、2020年にも来日が予定されていて、現役バリバリのピアニストです。オスカー・ピーターソンからの影響があり、ジャマイカ出身のためかリズミカルでラテンタッチも感じさせます。これは、日本で録音されたご機嫌なアルバム。

メンバーは、モンティ・アレキサンダー(p)、アンディ・シンプキンス(b)、フランク・ガント(ds)。1979年1月にトリオで来日した際のメンバーです。シンプキンス(b)は、スリーサウンズやジョージ・シアリング・グループにおけるプレイでお馴染です。

スタンダード曲の「Broadway」、「Just in Time」、「Never Let Me Go」、「See See Rider」に、ハワード・E・ジョンソンという人の書いた「Sweet Lady」、オスカー・ペティフォード作「Tricrotism」、リチャード・エヴァンス作「Montevideo」、クインシー・ジョーンズ作「Pawnbroker」の8曲です。意外とバラエティに富んだ選曲で、「Pawnbroker」はピアノソロ。

モンティ・アレキサンダー(p)をはじめトリオ全員がよくスイングしているのに加え、響きのよいブロックコードや多彩なリズムを用いるなど、楽しさ満載の佳作。「Broadway」は、トリオにまとまりがあり、シンプキンス(b)とガント(ds)のリズムに乗ったアレキサンダーの快演が聴かれます。バラードの「Never Let me Go」は、ソロの後半にボッサリズムを用いて新鮮さがあり、「See See Rider」ではソウルフルな味わいが出ていました。

【JR西日本新幹線車内誌 西Navi北陸2019年12月号】

   

表紙

左の写真は、氷見漁港場外市場 ひみ番屋街。右の下は雨晴海岸で、立山連峰を背景にした海の景色は絶景です。

左側の写真は、城端線・氷見線観光列車 「ベル・モンターニュ・エ・メール」

   

下の写真は、「山中温泉 総湯 菊の湯」。共同湯で、松尾芭蕉が称賛した湯の一つだそうです。

上の写真は、福井県のあわら温泉の「芦湯」で、総檜造りの足湯だそうです。

「おいしい雪国へ」という記事もありました。左にある「とん汁の店 たちばな」(新潟県妙高市)には、機会があれば寄ってみたい。

左の写真は、「糸魚川荒波あんこうフェア」で、市内参加店であんこう鍋やから揚げがいただけるそうです。右は、糸魚川のお酒「加賀の井」で、2016年の大規模火災を乗り越えて、再始動をしているそうです。糸魚川は、車で2時間で着くので、あんこうフェア開催中に出かけてみたい。