「スターバックスコーヒー安曇野豊科店」が、この12月26日にオープンしました。その日は安曇野にいたので寄ってみましたが、初日からお客様で賑わい、特に、ドライブスルーで品物を買う人が目立ちました。おやつにドーナツと珈琲を注文しましたが、電源がとれ、Wi-Fiが使えるのありがたいところで、多分リピーターになります。リピートして聴きたいアルバム。
ELI DEGIBRI(エリ・デジブリ)
SOUL STATION A TRIBUTE TO HANK MOBLEY (Degibri Records 2018年録音)
イスラエル生まれのエリ・デジブリ(ts, 1978年生)は、1999~2002年にハービー・ハンコック・セクステット、2002~2011年にアル・フォスター・バンドに在籍し、ブラッド・メルドーやロン・カーターなどと共演してきていて知名度もあるようですが、僕はこのアルバムが初めてです。
メンバーは、エリ・デジブリ(ts,ss)、Tom Oren(p, 1994年生)、Tamir Shmerling(b)、Eviatar Slivnik(ds)。4人のメンバー全員がイスラエル出身で、かつ、ボストンのバークレー音大卒です。現在、ジャズクラブのSmallsに出演するなどニューヨークで活躍中です。リズムセクションは若手揃いです。
ハンク・モブレー・トリビュート作です。曲目は、モブレーがアルバム「Soul Station」(Blue Note)で演奏している「Remember」、「This I Dig of You」、「Dig Dis」、「If I Should Lose You」、「Split Feelings」、「Soul Station」の6曲に、エリ・デジブリ自作の「Dear Hank」の全7曲。トリビュートする人のアルバム一枚分の全曲を取り上げたのには驚きましたが、それだけやりたかった企画なのでしょう。
エリ・デジブリ(ts)のハンク・モブレー愛に満ちたアルバム。デジブリは、ややハードなサウンドながらモブレーを彷彿とさせ、「Remember」のテーマ演奏から感涙もの。続く「This I Dig of You」では、デジブリはソプラノサックスを使用し、ピアノとユニゾンでプレイするなど個性が発揮されています。「Dig Dis」では、Tom Oren(p)のイントロからゆったりとスイングし、デジブリも黒っぽく吹いていて、痺れました。「If I Should Loose You」は、思い切ったスローテンポでハードな吹奏も入れ、現代のジャズの雰囲気を感じさせます。
ライナーには、エリ・デジブリがハンク・モブレーへの思いを綴った文章も掲載されています。「Hank's playing breaks my heart every time I listen to him.」という一節がありました。
デジブリカルテットの写真
【エリ・デジブリ・ホームページ】
こちらは、ハンク・モブレーの「SOUL STATION」のジャケット。あらためて聴きましたが、レコードB面の3曲目「If I should loose you」のウィントン・ケリー(p)のソロの 最後に被せるようにメロディを吹き出すモブレーが最高です。
ハンク・モブレーのレコード(日本のキング盤)を聴いているところ。
【12月26日の開店当日のスターバックスコーヒー安曇野豊科店」
外観。ドライブスルーが設けられていて、ここには写っていませんが利用する人が多かった。
店内の様子
絵がかかっていました。
スタバの有り難いのは、電源がとれ、無料wifiにすぐつながるところです。
キャラメルドーナツとブレンドコーヒーをいただきました。
安曇野インターから近く、飲食店が多く立ち並ぶ場所です。